2016.04.28更新

         カーティス・佐々木

 スマホ出荷では世界の8割シェアと先頭を走るサムスンが、デベロパー・コンフェレンス(SDC )を本日から2日間、サンフランシスコのモスコーニ・センターで開催しています。 印象的だったのはカーティス・佐々木エコシステム副社長が 発表した、IoTのためのプラットフォーム、ARTIKです。 多くのモノが次々にどこでもネットに接続していく中で、システムが隔離して収拾がつかなくならないよう、端から端までクラウドで簡単に使えるオープンなAPIなエコシステムです。ARTIKではどんなデバイスもセンサーでも、どこのクラウドでもデータタイプでも繋がるそうです。プライバシーやセキュリテイもしっかりしいているSamsung Knoxも出してきました。

 講演会場を出たフロアには開発向けのレクチャーだけでなく、コネクトカー向けのConnect Autoのベータ版や、ギャラクシーS7エッジ、Samsung Pay、発振回路(オシレーター)を使った自転車やバイク用のヘルメットのプロトタイプなども展示され、選択肢が多いので回るのが大変でした。 かつてメディアに不振と書かれたことがあるインテル主導のOS、Tizenに基づいたSDK、スマートTV、ウェアラブルも多く出されていました。以前は単にTizenで製品が開発されていなかっただけなんだなぁ〜とも、気づかされる開発者会議でありました。

        ギャラクシーS7

投稿者: Ayako Jacobsson