2016.05.11更新

                   IOT World

 IoTの大型イベント、Internet of Things World(インターネット・オブ・シングズ・ワールド)が5 月10日から12日まで、シリコンバレーで開かれています。 今年はappsworld(アップスワールド)、 future connected cars(フューチャー・コネクティッド・カーズ)、 Wearable World Congress(ウェアラブル・ワールド・コングレス)と、3つの業界イベントが結集して開催しました。 参加人数が1万2千人、展示企業は200社との発表です。 現在は概ね投資が先行するIoT業界ですが、2020年には500億のデバイスがコネクトし、互いにデバイス同士がトークするというアナリストも います。果たして、IoTはこれからのビジネスの本流になり得るのでしょうか。それを探るため、サンフランシスコから車でフリーウェイ101を約73キロ南に下り、 サンタクララ・コンベンションセンターに向かいました。

 ハイアットホテルに隣接するコンベンションセンターは、IT企業のオフィスだけでなく、NFLサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(SF 49ers)の本拠地のリーバイス・スタジアムや、アミューズメント・パークのグレート・アメリカなどに囲まれています。 初日の10日は、 基調講演だけで展示はありませんでした。今日はHP、マイクロソフト、日立、サンフランシスコ市、 SAP 、セキュリティのADT、シルバー・スプリング・ネットワークなどのエグゼクティブが講演やパネル・ディスカッションを行いました。

 それぞれの企業のIoTの取り組みの紹介もさることながら、IoTの採用で倉庫も工場も、配送車が繋がることで、発注から生産までの流れがスムーズになり、時間削減で生産性が上がり、高品質の製品が出来ていく革新的な繋がりを目の当たりに見ることが出来ました。サンフランシスコ都市交通局のチーフ・イノベーション・オフィサーの司会で「モビリティなシェアで生まれるスマート都市でのカルチャー的な意義 (Embracing Shared Mobility and the Cultural Implications to Create Smarter Cities)」という題で、Uber(ウッバー)、Lyft(リフト)、Zipcar(ジップカー)からの代表がパネル・ディスカッションを行いました。 都市内でマイカーを持つ若者が減り、都市の生活や流動性が変わっていく様や、自動運転車(オートノマス・カー)のことなどが話し合われ、盛況のうちに初日を終えました。

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投稿者: Ayako Jacobsson