2016.06.10更新

          From SF to SJ

 今日はサンフランシスコからテックイノベーション博物館(The Tech Museum of Innovation)で行われたモノのインターネット・イノベーション・ディ(IoT Innovation Day)に行って参りました。IBM 、インテル、台湾本社で日本にもオフィスのあるADLINK、プリズム・テック( Prism Tech)協賛で、クラウドコンピューティングを使ったIoTより、エッジ(Edge)使った方が良いのではというイベントです。が、エッジを使ったIoTって何?ということでサンフランシスコ(SF)からSFより人口が多い百万都市のサンノゼに移動しました。私はローカル住民なので、マイカーで移動しました。オフィスはソーマ(SoMa)ことSouth of Market、つまりマーケット通り南部地区にあるのですが、ここから201 South Market Street, San Joseのテックイノベーション博物館に行きました。

 ですが、日本からご出張なされ、お一人で移動される場合は下記の1から5の方法でご移動となることでしょう。 1)レンタカー 2)電車のカルトレイン <http://www.caltrain.com/schedules/weekdaytimetable.html>3)ベイエリア高速鉄道のバート(BART)<http://www.baycityguide.com/images/maps_pdf/BART_Map.pdf>でフリーモント(Fremont)からバス<http://www.vta.org/routes/rt181>とか、路面電車のライト・レール(Light Rail)を使う<http://www.vta.org/getting-around/interactive-light-rail-map>4)タクシーとかウッバーやリフトを使う5)スーパーシャトル(Super Shuttle: http://www.supershuttle.com/locations/sanfranciscosfo)などの乗り合いバンを使う方法がございます。

 ただ、それぞれの移動方法にはリスクがございます。まず1)のレンタカーの場合ですと、左ハンドルの右側通行と日本で運転する勝手が違い、右左折で迷って反対車線に入って事故る可能性がございます。以下、順番通りに述べますと 2)早朝と夕方の通勤時間帯はベービー弾丸列車(Baby Bullet)があって早いし、片道約$10と安いのですが、それ以外の時間だと片道3時間かかることも往々にしてあります。3)こちらも結構お安めですが、慣れていないと切符の買い方からで迷われるかもしれません4)道が混んでなければ、一番早いし迷わないけれど、高額でタクシーの場合ボラれることもございます。5)空港で待機しているシャトルを捕まえるのでなければ、予約の必要があって、結構お高いです。(以前はSFOことサンフランシスコ国際空港からサンノゼまで片道$75でしたが、今はどうでしょうか?) 以上、長くなりましたが、サンフランシスコからサンノゼにご移動の説明でした。ところで、イベント?最高に充実しておりましたが、それはまた明日、よろしくお願いします!あ、忘れましたが、クリッパーカード(Clipper Card)を買われると便利です。買える場所は以下のサイトをご参照くださいね。http://www.bart.gov/tickets/sales/retailsales

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.09更新

              whitehouse

 ワシントンDC経由の機内で、ワシントンDCの銀行で働くCTO(Chief Technology Officer)の隣に偶然座ったことがあります。彼が言うには「うちのような大きくもない地方銀行に、1日何万ものサイバー攻撃があるんですよ。大手なんかへの攻撃は、想像もつかないくらい多いでしょう。」信用問題があるので、銀行からは数が出てきませんが、公明正大な?ホワイトハウスは公で教えてくださいました。  

 ホワイトハウス行政管理予算局(Office of Management of Budget)によりますと、米連邦機関へのサイバー攻撃が急激に増えております。昨年度(2015年度)は、セキュリティ侵害や、データ流出などのサイバー事件が七万7千件を超え(77,183件)、前年度より1割も増えたそうです。政府機関がサイバー攻撃を受けたのかどうかを検出する機能が向上したので、件数が増えたのではという声もあるのですが、例えばペンタゴンこと国防総省では182件から290件に増えております。ハッカーは昨年7月統合参謀本部のスタッフを騙し、Eメールを開封させ、防衛部門の機密でないネットワークに侵入した事件も起こっています。また、連邦人事管理局がサイバー攻撃を受け、現職員だけでなく前職員や契約業者自身とその家族を含む2千2百万人の個人情報流出もありました。以上のような背景からオバマ大統領は17年度のサイバー・ゼキュリティ予算案を50億ドル増やし190億ドルを議会に提出しています。  

 では、日本ではどうなんでしょうか。警察庁の報告によりますと、日本でもサイバー犯罪は上昇傾向にあります。平成26年(2014年)のサイバー犯罪やサイバー攻撃についての相談件数は11万8千件以上で、前年より約40%つまり3万3千件以上増えております。詳しくは警察庁の平成27年(2015)3月12日発表の広報資料をご覧頂き、サイバー犯罪の現状をお知りになり、被害者にならないよう、ぜひ対策をお練り下さいませ。(https://www.npa.go.jp/kanbou/cybersecurity/H26_jousei.pdf)。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.09更新

              whitehouse

 ワシントンDC経由の機内で、ワシントンDCの銀行で働くCTO(Chief Technology Officer)の隣に偶然座ったことがあります。彼が言うには「うちのような大きくもない地方銀行に、1日何万ものサイバー攻撃があるんですよ。大手なんかへの攻撃は、想像もつかないくらい多いでしょう。」信用問題があるので、銀行からは数が出てきませんが、公明正大な?ホワイトハウスは公で教えてくださいました。  

 ホワイトハウス行政管理予算局(Office of Management of Budget)によりますと、米連邦機関へのサイバー攻撃が急激に増えております。昨年度(2015年度)は、セキュリティ侵害や、データ流出などのサイバー事件が七万7千件を超え(77,183件)、前年度より1割も増えたそうです。政府機関がサイバー攻撃を受けたのかどうかを検出する機能が向上したので、件数が増えたのではという声もあるのですが、例えばペンタゴンこと国防総省では182件から290件に増えております。ハッカーは昨年7月統合参謀本部のスタッフを騙し、Eメールを開封させ、防衛部門の機密でないネットワークに侵入した事件も起こっています。また、連邦人事管理局がサイバー攻撃を受け、現職員だけでなく前職員や契約業者自身とその家族を含む2千2百万人の個人情報流出もありました。以上のような背景からオバマ大統領は17年度のサイバー・ゼキュリティ予算案を50億ドル増やし190億ドルを議会に提出しています。  

 では、日本ではどうなんでしょうか。警察庁の報告によりますと、日本でもサイバー犯罪は上昇傾向にあります。平成26年(2014年)のサイバー犯罪やサイバー攻撃についての相談件数は11万8千件以上で、前年より約40%つまり3万3千件以上増えております。詳しくは警察庁の平成27年(2015)3月12日発表の広報資料をご覧頂き、サイバー犯罪の現状をお知りになり、被害者にならないよう、ぜひ対策をお練り下さいませ。(https://www.npa.go.jp/kanbou/cybersecurity/H26_jousei.pdf)。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.08更新

          RockPaperScissors

 チェスで人間を負かしたIBMコンピュータですもの。次はあなたとジャンケン勝負! 人はApache Spark (アパッチ・スパーク)によるロボットを、倒すことができるのでしょうか? 賢い!データベースのIBM Cloudant(http://www-01.ibm.com/software/jp/info/cloudant/)、機械学習、Apache Sparkから構成され、グー・チョキ・パー・チャンピオンを目指すロボット君です。(写真上)

 VRヘッドセットのオキュラス・リフトやジェスチャーでコンピュータを操作できるリープモーションなどの新しいツールを使い、Apache Sparkで3DのVR(仮想現実)のプレゼンです。(写真下左)

 多くの企業にとって重要なのは、ユーザーベースを理解することであり、Apache Spark使用し、ターゲットとするキャンペーンを行うそうです。特に大規模コミュニティ検出に有効で、ツイッターなどのサービスではほぼリアルタイムで世界中のイベントに関し、大グループの意見を研究するために有効です。Twitterのような大量データから、洞察のある有効なデータを得ることは大変なのですが、特定のトピックの周りに、ユーザーのコミュニティを探索するインタフェースを出すデータアプリケーションを作ったそうです。反目するトピックは、ユーザーのネットワークを生成しているので、話題を定義するユーザー・クエリをベースに関連する用語を定義してみます。これから、トピックに関するユーザー間での同調の意見を表すユーザーの会話グラフを生成するとか。コミュニティを検出するアルゴリズムは、同グラフで検出し、トピックに関する各コミュニティの研究を可能にするそうです。Twitterの1割のランダムなサンプルからフィルターし、Apache Sparkがデータを扱うのに使われるそうです。(写真下中)

 ソフトウェア込みのクラウド環境、IBM Bluemix(http://www.ibm.com/cloud-computing/jp/ja/bluemix/)のデモは、ダッシュボードやヒートマップが特色で、小売店のショールームの全フロアで販売活動の分布を見せました。また、iPadのベースのアプリで営業担当者が、小売で良い意思決定ができます。(写真下右)

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.07更新

          IBM and Spark

 今日6日月曜夕方、午後5時半から9時半まで、サンフランシスコのダウンタウンで、カリフォルニア大学バークレー校のAMP研究所によって開発されたApache SparkのイベントがIBM主催で開かれました。オープンソースのクラスターコンピューティングのフレームワークであるApache SparkはJava 、Python、 Scala、 Rなどの言語に対応し、Amazon EC2、Hadoop Yarn そしてスタンドアローンなどでも動きますよ。 結構早めに行ったと思ったのですが、凄い人の列でした。

 まあ、プレゼンやレクチャーが聞けるだけでなく、技術本で有名なオライリー出版社の”Learning Spark”という本が無料で貰えるだけでなく、共同著者のHolden Karauさんの署名まで頂けまーすっていうんですから。 1911年設立のIBM、売り上げはグーグルやアップルなどに次ぐとはいえ、Big Blueはなさることが太っ腹でございます。ええ、次々に列に並んで、Learning Spark本ともう直ぐ日本にいらっしゃるという著者のMr. Holden Karauの自筆サインを頂きましたよ。Thank you!

 アパッチ・スパーク・メーカー・コミュニティ・イベント(Apache Spark Maker Community Event)は、プレゼンでIoTあり、GPUあり、分子医学あり、3DのVRあり、マシーン・ラーニングあり、ジオ・ロケーション、ロボットまでお出ましで、これは十羽一絡げにまとめられませんです。それぞれどのような感じでいらしたのか、明日、そして明後日(ひょっとして)に乞うご期待下さい!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.04更新

          Kenneth Lin

 暑くなったり、寒くなったりと移り気な天気を迎えているベイエリアですが、今週末の6月4日と5日は、ベイエリア・ブック・フェスティバル(Bay Area Book Festival)が、朝10時から夕方の6時まで、バークレーのダウンタウンでありますよ(http://www.baybookfest.org)。ベイエリア在住の小説家だけでなく世界から小説家たちが集まって、プレゼンやパネルディスカッションをやるそうです。週末のUC(カリフォルニア大学)バークレーの周辺のストリートは、同イベントで閉鎖されるので、参加なさりたい方はBART(バート)とか、バスとか、公共交通機関を使った方が良いような感じがします。

 バークレーから車で約30分、バートとかだと1時間前後で着けるサンフランシスコのモスコーニ・センター。同センターではでは6月6日月曜からデジタル・ヘルス・サマー・サミット(Digital Health Summer Summit)が8日水曜日まであります(summersummit.digitalhealthsummit.com)。 初日はDr. Shafi Ahmed(シャフィ・アーメッド博士)が、外科手術用のVR(Virtual Reality)プラットフォームを壇上から見せてくださいます。時期的に重なるのですが、同じサンフランシスコで、ナスダック・起業センターでクレジットカードの信用情報を簡単にチェック出来るCredit Karma(クレジット・カルマ)のCEO、ケネス・リン(Kenneth Lin:上の写真の方)さんの講演がありますよ。アメリカでクレジット(信用)スコアが悪いと、お金を持っていても、ローンが借りられないどころか、仕事が得られないこともあるほど重要なものなのですが、同スコアがどうなっているのか本人が探し出すのに、とても手間暇がかかっていたんです。でも、Credit Karmaを使えば、無料でモバイルでもパソコンからでも、自分のクレジット・スコアが調べられるんですから、同社は伸びに伸びて快進撃中です。昨年までのKarmaの利用者は4千万人とかでした。

 次週の14日から16日までは、大手ビデオゲーム見本市E3(Electronic Entertainment Expo:エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)が、ロサンジェルスで大々的に開催されます(http://www.e3expo.com/takeover)。 そして入場制限があるのですが、13日から17日まではアップルのWWDC(Worldwide developers conference)が、モスコーニ西館 (Moscone West)とビル・グラハム・シビック・オーデイトリアム(Bill Graham Civic Auditorium)で開かれます。

 翌週の21日火曜からは、サンノゼのコンベンション・センターで、Sensors Expo & Conference(センサーズ・エキスポ・コンフェレンス)が、木曜の23日まで開かれます(www.sensorsexpo.com/)。ベイエリアは本当にイベントが多くて、最高です!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.03更新

 今日はサンタクララ・コンベンション・センターで行われているAugmented World Expo(AWE)からです。ご存知のようにARこと拡張現実は、リアルな世界に情報を加える技術で、VRこと仮想現実はコンピュータが生成する世界に飛ぶ感じであります。実に驚いたのは、CESで見た(参加歴10年以上なので)VRが昔は玩具的で被り物は面倒くさいしーと、どんなもんかと思っていました。CESで発表された技術って、消えていくものも多いです。しかし、このAWEではVR/ ARここまで進んだの!?と、その成長の早さに再認識致しました。 ソニー、Microsoft、オキュラス、HTC、グーグル製のヘッドセットが知られておりますが、会場ホールを回ると、ホロレンズを含めて凄くその類が多いんですよ。さすが、業界のワールド・イベントと名乗るだけはありますね。でも最初に参加企業から「AWEにご参加のあなたの名前を見つけましたので、インタビューを」とEメールを頂いた時、「え、私アマゾンのイベントに登録したかしら」と勘違いして本当にすいません。毎日多くのイベントに参加しているためでしょうか?ちょっと休暇が必要かも。

AWE

 溶接用のヘッドマウントディスプレイとか、産業用は直ぐに実用化できそうで、伸びが期待できます。 ドイツからの出展企業RE'FLEKTは、AR+VRの世界をリアルな映像でモロに見せて下さいました。超ド鮮明な3Dビデオで、車の外観から中に乗り込み、運転席に着くと目の動作だけでいろんな部品をチェックできまーす。もし、リアルな世界でショールームのスペースが無くても、このAR+ VR=ミックスのMRで、対応可なのでしょうね。ちなみにRE'FLEKTのクライアントは、同じドイツ出身の「アウディ」と、CEOで設立者のWolfgang Stelzleさんは教えて下さいました。日本勢ではエプソンやTHETA(シータ:https://www.youtube.com/watch?v=4A_GFpF0GDM)を展示するリコーのブースに、人が山のように集まっておりました。エプソンではグーグルグラスのような?しかし、両サイドにグラスがある、コンシューマー向けエプソン・グラスを1基$800で展示。こちら10月から販売するそうです。もう既に販売されている産業用エプソン・グラスは、工場作業でマニュアルをグラスに反映して使ったりするそうです。

 展示フロアは本当に見所一杯でしたが、講演も盛り沢山の内容でした。午前はゲーム・エンジンのユニティ(Unity)とかのスピーチだったのですが、1時半からはグーグル、アクセンチュア、オクシピタル、スコープARのワークショップが始まりました。スタート前の噂では、プロジェクト・タンゴ(https://www.google.com/atap/project-tango/)が出ると、AR/VRディベロッパー様たちの期待がマックス。。タンゴは、2014年に発表済みですが、年々洗練されてきております。3Dセンサー、Androidベースのモバイル、カメラを組み合わせ、動きをトラッキング。一緒に周囲をスキャンし、3Dマップをリアルタイムで生成します。ゲーム、室内ナビ、産業用に使える代物で、Codeシェアできるそうですし、開発される方々の負担激減です。プレゼンでは、VRの立体仮想猫ちゃんが机の上で可愛くクルリと動いたりしてました。発表して下さったエンジニアはJared Finderさん。お疲れさまでございました。 当方、サンフランシスコとサンタクララ・コンベンション・センターのあるペニンシュラなどを行ったり来たりで疲れ気味ですが、参加した価値が充分にございました。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.02更新

          Wharton

 アイビー・リーグのペンシル大学のビジネススクール、ウォートン・スクールが本日、ジャーナリストたちにサンフランシスコでセミナーを開催しました。米国初のビジネススクールとして1881年に設立され、9万4千人の卒業生を誇るウォートン・スクール主催の同セミナーは1年に1度だけ開講し、今回で48回目ということです。今年のテーマは“革新、技術そして起業 (Innovation, Technology, and Entrepreneurship)”ですが、過去にはフィナンスやマーケティングなど、毎年テーマが変わっております。参加したのはCNET、ブルームバーグ、フォーブス、ウォールストリート・ジャーナル、サンフランシスコ・クロニクル、ロサンゼルス・タイムズ、ワイアード、ベンチャービートの記者たち(+役不足かな?の私)でございます。

 そして何と!このセミナーは無料でございました。 午前8時半から開幕し、最初の講義は元投資銀行のインベスター、ローラ・フォン (Laura Huang)助教授による“投資家のバイアスとその起業マインドセットにおける影響(Investor Bias and its Impact on the Entrepreneurial Mindset)”からスタートしましたが、教室では質問が活発に飛び交う超白熱ぶりでしたよ。フォン助教授は数々のVC(ベンチャー・キャピタリスト)やエンジェル投資家、イーロン・マスクさんらに実際に会われ、リサーチされており、数々の起業例が出てきて、非常に実践的でございました。

 午後からは日本に住まれていたこともお有りのディビッド・ベル(David Bell)教授による“デジタル経済で勝つ(Winning in the Digital Economy)”というセミナーで、Jet.com、WarbyParker.com、Bonobos.com、Pharma3d.com Coursera.orgなどネット企業が続出。ベル教授はソクラテス・メソッド(ソクラテス式問答法)で、ジャーナリストたちに次々に質問し、皆が発言して教室が沸いたのでした。早朝から3時半までと長いセミナーだったのですが、非常に短く感じられ、充実しておりました。ペンシルバニア大学、ウォートンスクールの皆さま、本当に感謝申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.02更新

          Wharton

 アイビー・リーグのペンシル大学のビジネススクール、ウォートン・スクールが本日、ジャーナリストたちにサンフランシスコでセミナーを開催しました。米国初のビジネススクールとして1881年に設立され、9万4千人の卒業生を誇るウォートン・スクール主催の同セミナーは1年に1度だけ開講し、今回で48回目ということです。今年のテーマは“革新、技術そして起業 (Innovation, Technology, and Entrepreneurship)”ですが、過去にはフィナンスやマーケティングなど、毎年テーマが変わっております。参加したのはCNET、ブルームバーグ、フォーブス、ウォールストリート・ジャーナル、サンフランシスコ・クロニクル、ロサンゼルス・タイムズ、ワイアード、ベンチャービートの記者たち(+役不足かな?の私)でございます。

 そして何と!このセミナーは無料でございました。 午前8時半から開幕し、最初の講義は元投資銀行のインベスター、ローラ・フォン (Laura Huang)助教授による“投資家のバイアスとその起業マインドセットにおける影響(Investor Bias and its Impact on the Entrepreneurial Mindset)”からスタートしましたが、教室では質問が活発に飛び交う超白熱ぶりでしたよ。フォン助教授は数々のVC(ベンチャー・キャピタリスト)やエンジェル投資家、イーロン・マスクさんらに実際に会われ、リサーチされており、数々の起業例が出てきて、非常に実践的でございました。

 午後からは日本に住まれていたこともお有りのディビッド・ベル(David Bell)教授による“デジタル経済で勝つ(Winning in the Digital Economy)”というセミナーで、Jet.com、WarbyParker.com、Bonobos.com、Pharma3d.com Coursera.orgなどネット企業が続出。ベル教授はソクラテス・メソッド(ソクラテス式問答法)で、ジャーナリストたちに次々に質問し、皆が発言して教室が沸いたのでした。早朝から3時半までと長いセミナーだったのですが、非常に短く感じられ、充実しておりました。ペンシルバニア大学、ウォートンスクールの皆さま、本当に感謝申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.06.02更新

          Wharton

 アイビー・リーグのペンシル大学のビジネススクール、ウォートン・スクールが本日、ジャーナリストたちにサンフランシスコでセミナーを開催しました。米国初のビジネススクールとして1881年に設立され、9万4千人の卒業生を誇るウォートン・スクール主催の同セミナーは1年に1度だけ開講し、今回で48回目ということです。今年のテーマは“革新、技術そして起業 (Innovation, Technology, and Entrepreneurship)”ですが、過去にはフィナンスやマーケティングなど、毎年テーマが変わっております。参加したのはCNET、ブルームバーグ、フォーブス、ウォールストリート・ジャーナル、サンフランシスコ・クロニクル、ロサンゼルス・タイムズ、ワイアード、ベンチャービートの記者たち(+役不足かな?の私)でございます。

 そして何と!このセミナーは無料でございました。 午前8時半から開幕し、最初の講義は元投資銀行のインベスター、ローラ・フォン (Laura Huang)助教授による“投資家のバイアスとその起業マインドセットにおける影響(Investor Bias and its Impact on the Entrepreneurial Mindset)”からスタートしましたが、教室では質問が活発に飛び交う超白熱ぶりでしたよ。フォン助教授は数々のVC(ベンチャー・キャピタリスト)やエンジェル投資家、イーロン・マスクさんらに実際に会われ、リサーチされており、数々の起業例が出てきて、非常に実践的でございました。

 午後からは日本に住まれていたこともお有りのディビッド・ベル(David Bell)教授による“デジタル経済で勝つ(Winning in the Digital Economy)”というセミナーで、Jet.com、WarbyParker.com、Bonobos.com、Pharma3d.com Coursera.orgなどネット企業が続出。ベル教授はソクラテス・メソッド(ソクラテス式問答法)で、ジャーナリストたちに次々に質問し、皆が発言して教室が沸いたのでした。早朝から3時半までと長いセミナーだったのですが、非常に短く感じられ、充実しておりました。ペンシルバニア大学、ウォートンスクールの皆さま、本当に感謝申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson

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