2016.06.22更新

            public open space in SF

 サンフランシスコのダウンタウンを歩いていると、PUBLIC OPEN SPACE (公共オープンスペース)というロゴがあちこちのビルや広場、テラスにあるんです。最近建てられた2ndとハワードストリートにあるリンクドインの高層ビルにもこのマークが。最初、どうしてこのマークが、サンフランシスコのあちらこちらにあるのかを、サンフランシスカンを聞いたのですが、「そんなのあった?」とか、「たぶん、高層ビル建てる時、市の交換条件じゃないの?」と、はっきりしません。

 で、調べてみました。私有公共オープンスペース(Privately-Owned Public Open Spaces)はPOPOSと呼ばれ、民間のデベロッパーらが提供し、維持しています。デベロッパーは、市の建築許可の条件だったり、公共サービスとして自発的に作ったり、土地が込み過ぎるからなどの理由で、オープンスペースを作ってきました。1985年に「ダウンタウン計画」が採択されたため、それ以降は皆がアクセスできるオープンスペースの要件が出来たそうです。

 なんと、サンフランシスコのダウンタウンには、約70のPOPOSがあり、その大部分がダウンタウンのオフィス街あるそうです!街で働くワーカー、住民や観光客に、快適空間を提供しています。子供を遊ばせたり、ランチでサンドイッチを食べたり、パソコンを打っていたり、本を読んでいるサンフランシスカンもいます。高層ビルが林立し過ぎると息が詰まるので、POPOSで寛げるのは嬉しいことです。

投稿者: Ayako Jacobsson