2016.07.15更新

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 ハリウッドで映画監督や芸能人、ライターに囲まれながら映画関係のアプリを作っていたParag Vaish氏は今、医療関係クラウドサービスで定評のあるアテナヘルス(www.athenahealth.com)の、モーバイル・イノベーション部門の副社長兼ジェネラル・マネジャーでございます。ディズニー映画やスポーツ番組のESPN、マイクロソフトなどで活躍なさったVaish氏が、なぜヘルスケアのアテナヘルスに移られ、チームを率いていらっしゃるのでしょうか? 今週の7月12日、サンフランシスコで「The Power of Consumer-Tech Thinking in Health Care(ヘルスケアでのコンシューマー・テックのパワーを考える)」というお題で、Vaish氏の講演がありましたので、行って参りました。

 映画はマーケティングが非常に重要で、映画の制作に200ミリオンドルを投じても、結果がどうなるのか分からないビジネスです。ESPNでは1999年から2000年にかけてESPN.comで無料のコンテンツをどう広告でマネタイズしていくのか、その仕組みを色々行っていらしたそうです。 現在取り組まれている、ヘルスケアのモバイルですが、簡単なパーソナリゼーションから、更にロケーションへと進み、マーケティングがその場にいる個人へターゲットとして急激に洗練され、カスタマイズ化が進んでいると、アップル、ハンドルMobius Health (Handle: www.handle.com)、モビアス・ヘルス (Mobius Health: https://www.mobiushealth.com )などの例を挙げながら具体的に例示されました。

 Vaish氏はアテナヘルスから再三ヘッドハントされ、アテナヘルスのモバイル開発で知られる元スタートアップのエポクラテス(アテナヘルスに買収されたEpocrates:http://www.epocrates.com)などで同僚の方々と患者と外科医のお役立ちアプリ作りに、 頑張っていらっしゃいます。エポクラテスのアプリには「 2つの薬を一緒に取ると、患者に非常な害があるといった」アプリがあり、人々の命に貢献できることに生き甲斐を感じていらっしゃるそうです。そして、彼は同僚の方々から日々学んで助けてもらっていて、とても有難いとも仰ってました(出来てるお方なので、部下の方も一生懸命頑張るんでしょうね〜)。 アプリを通して映画の販促だけでなく、人の命の危険を避けることが可能ということを見せつけられました。やっぱ凄いわ、コーダーの方々はと再認識したVaish氏の講演でした 。 

投稿者: Ayako Jacobsson