2016.07.16更新

       pocemongogo

 ポケモンGOが欧米圏で大受けしたため、任天堂の株価(東証一部7974)が過去最高値をつけ、現在時価総額が約4兆円に迫らんとしております。15日の金曜の東京株式市場では、任天堂株へ買い注文が殺到したそうですね。「7月末までには日本でも配信できるようにしたい」というナイアンティック(Niantic)のJohn Hanke最高経営責任者の言葉もあって、ポケモンGOへの期待がMaxでございます。

 ナイアンティックの位置情報ゲームで培った経験と、世界で210億万枚が売れたポケモンカードのキャラクターたち、そして任天堂が培ってきた3DSでの経験が複合的に作用し、今回の大売れに繋がりました。アメリカのポケモンGOのユーザーは、スマホを持つ数が少ない子供達というより、スマホを持つ大都市の若者たちが多いようです。「子供の時、ポケモンカードで遊んだんだけど、外に出て予期できないところにポケモンが出てくるんだから、もう最高」と、ティーンエージャーのレイチェルさんは言います。

 拡張現実(AR)、ユーザーのGPS位置情報と世界的にクラウドで人気な場所を組み合わせたポケモンのゲームアプリが、米、豪州、新西蘭の英語圏で大受けになったことで、これほどまでに企業業績に多大な影響を及ぼしたのですねー。ピカピカ!?(ピカチュウ語でほんとに!?という意味)何か凄すぎの、世界的な社会現象になりそうでございます。

 ポケモンGOを開発したのは、任天堂だけでなく、位置情報ゲームのイングレスを開発したサンフランシスコ本社のナイアンティック、株式会社ポケモンなどです。ナイアンティックCEOは「設計目標として小さな町だけでなく、サンフランシスコで楽しくプレーできるよう、世界的に動けるのを望んでいました。どこかへ旅した町を通り過ぎる時、プレイヤーがその場所と相互作用で遊べます。 」

 ふう〜ん。そうですか。ゲームに無頓着な私も、App Storeから無料のポケモンGOをダウンロードして試してみました。わ、現実の世に浮き出てくるポケモン、ちょっと面白いんですが、インターネットに接続していないとプレーできないんですね(当然と言えば当然のことながら)。それって(米大手通信会社のファミリープランのデータプランに契約しているんですが)通信会社に貢ぐことになるんですよね。オフラインでもプレーできないのかしら。それから、スマホのバッテリーの減少具合が半端ないです(やっぱ、家計を気にする家族持ちはメインのユーザーになれないのかも)。夢中になると周りが見えなくなるので、プレー中はくれぐれも周りの環境にも気を配って下さいね。実際、プレーしてたNYの運転者が車を木に衝突させたとか、プレー中泥棒に気がつかず、スマホが盗まれたとかの事件が起こっております。肥満大国アメリカ国民を健康に歩かせるというメリットもあるようですが。

 これから日本での発売、そして世界の街角でプレーできるようになるポケモンGO。日本の会社と、シリコンバレーの会社との融合が生み出した大成功なプロジェクトですが、この次は何なのでしょうか?え、セーラームーンARゲームとかでしょうかね〜。

投稿者: Ayako Jacobsson