2016.08.19更新

              Robots at IDF16

いよいよ今日はIDF16サンフランの最終日でございます。名残惜しいのでエキスポ会場を歩き回っておりました。入り口から右端奥を歩いていると、欧米のカメラ撮影陣が、リアルタイムのコミュニケーション用APIのWebRTCが埋め込まれたポケモンのトーイに殺到し、撮影しているではありませんか。プラグインなしでブラウザ間でボイスやビデオのチャットやファイル共有ができるピカチュー。日本発のキャラが持てはやされていることに悪い気はしません。

奥の方の展示では、大阪のロボットベンチャー、ヴィストン(Vstone)社のロボットSota君がなにげなくいました。Sota君のSマークの上にある蝶ネクタイの部分にRealSenseを搭載。エディソンではなく、今回インテル一押しの次世代コンピュータボードJoule(ジュール)も使って、人の顔の判別、ジェスチャーの検出、声の認識、そして声の合成もできる進化型に変わっていました。

神奈川本社の計測・通信機器アンリツもロボットを展示。といっても、機械部品で構成されているので、一見ロボットとは分かりにくいのですが。アンリツは以前からモバイル機器を自動で試験できるソフトなどを出してきたのですが、モバイルのUIを自動で作り出してしまうという製品を展示していました。結構凄いのに、派手さがないためか、人があまり集まっていませんでした。ピカチュー・トーイに負けてて、とても残念です。もっと派手だとウケると思うんですけど。

写真にある一番右下のロボット君たちは、日本製ではないのですが、「安いロボットなんですが、3DカメラのRealSenceを埋め込むと、3次元を認識して自動で動きます」と、技術セッションで登場の自律したロボットたちなんです。リナックスのSDK(ソフト開発キット)を使って、マッピングやナビの開発ができるんですね。AtomやRealSenceカメラを一挙にまとめた開発が簡単になるインテル・ユークリッド・デベロッパー・キット(Intel Euclid Developer Kit)も出ております。

富士通もIDF16のスポンサーで2ブースも出展されていましたが、それはまた明日のお楽しみということで、宜しくお願い申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson