2016.08.18更新

            dorne

IDFの二日目、水曜の8月17日でございます。サンフランシスコのモスコーニ・ウエストの1階にIDF2016に参加した各企業のエキスポ展示があります。2階のフロアでは仮想現実の闘いが楽しめるバーチュアル・コード・バトルが、3階では基調講演が聞けたり、繋がった歯ブラシやロボットなど様々なデモをやっております。昨日のクルザニッチCEOの基調講演の出だしで強調されたのが、VR(仮想現実)+AR(拡張現実)がMR(融合現実)でした。17日に多々ある展示の中で注目されたが、アマゾンの配送の取り組みでも有名なドローンでございました。

初日から、「あ、高めの網が張ってある!おそらくドローンを飛ばすんだなぁ」と、何度か見ていたのですが、16日は上を仰いでも何もないよ〜。ビルの谷間の窓側の空白の籠といった感じでした。「何時がドローンの出番なのかしら」と思っていたのですが、ようやく17日にドローンが飛びました。 その基盤にあるのが、インテル開発のドローン向け基板インテル・アエロ(Intel Aero)です。CPU(中央処理装置)にはコアが4つの クアッドコムがあるAtom、プロセッサやストレージ、通信機能などを搭載した開発者用ボードで価格は399ドルでございます。

ドローンを飛ばした経験のある方ならご存知だと思いますが、ドローン飛行は操縦者から遠くにある高い木の高さがどれぐらいなのかを把握するのが相当困難なのですが、そこはドローンの目となる3DカメラのRealSense(リアルセンス)の出番でございます。RealSenseは障害物を即座に認知し、奥行きを計測し、立体的なグラフをマップを生成して、障害物を回避します。「ドローン自体が衝突事故を回避できる」とインテルのAchintya Bhowmik副社長がおっしゃていました。

RealSenseは従来のカメラ、赤外線レーザプロジェクタ、赤外線カメラ、マイクロホン・アレイインテルなどから出来ていて、インテルがずっと開発しているプラットフォームなのですが、今年の展示で更に進化し、ポジティブな印象を参加者に与えておりました。さて、これからRealSenseやIntel Aero・プラットフォームのソフトウェア開発キット(SDK)がどれくらいダウンロードされるのでしょうか?サイトはこちらでございます。http://click.intel.com/intel-realsense-developer-kit-r200.html

投稿者: Ayako Jacobsson