2016.08.09更新

               DELTA CEO

先月起きたサウスウエスト航空の2千以上のフライトのキャンセルに続き、ジョージア州本社のデルタ航空のフライトが昨日から650便以上が欠航しています。同社によれば、デルタの約6千便のうち、わずか800便が飛んでいるそうです。サウスウエスト航空の場合はネットワークのルータの欠陥が原因でしたが、デルタ航空の場合もアトランタで起きた14時間の停電が原因で、全世界のデルタのコンピュータ・システムがダウンしました。デルタ航空の社員が手書きで搭乗券を書き、対処する空港もありました。

停電が起こった昨日の日曜は、デルタ航空から乗客に状況に関する連絡が何もなかった場合が大部分だったので、チェックインした乗客が空港で一夜を明かし、大変な状況でした。本日から一部運航を再開していますが、未だに欠航や遅延が世界のデルタ便で起こっております。また、空港によってそれぞれ状況が違っております。

ベイエリアには 、北からサンフランシスコ国際空港、東のオークランド国際空港、南のミネタ・サンノゼ国際空港という主な空港が3つあります。サンフランシスコ国際空港では、昨晩飛ぶはずだったアトランタ、ミネアポリス、ニューヨーク行きの3便が今日飛び、今朝飛ぶ予定のシアトル便が遅れ、乗客の長い列ができていました。オークランド空港ではソルトレークシティとロサンジェルス便が遅れました。ノーマン・ミネタ・サンノゼ空港のデルタ便が午後のソルト・レイクシティ便がキャンセルされただけで、一番スムーズに運航しているようです。ただ、他の空港からの乗り入れ、例えばロサンジェルス、ミネアポリスからの便の到着が遅れております。

フライトがキャンセルになったり、3時間以上遅れた便に乗った乗客には、デルタの$200のトラベル・バウチャーが出るそうです(http://news.delta.com/delta-offers-compensation-customers-affected-systemwide-outage)。デルタ航空の CEOエド・バスチャン氏はデルタのサイトで謝罪されていますが、コンピュータ原因で世界中の乗客に大混乱が起こるとは(http://news.delta.com/ceo-apologizes-customers-flight-schedule-recovery-continues)。ユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併した時、両方のエアラインのシステムがクラッシュし、大幅な遅れが続いたこともありました。プランAがダメならプランBへというように、アトランタのコンピュータ・システムがダメなら、シアトルに副次的なシステムを構築し、対処するというようなリカバリー・システムで応じてほしいものです。 

投稿者: Ayako Jacobsson