2016.09.23更新

               KEI

世界から6万人を集めたオラクルのオープンワールドが本日閉幕になりました。数ある展示の中で、世界一計算速度が速いスーパーコンピュータ「京(けい)」に使われたプロセッサの次世代型SPARC64 XIIや、NECのディープラーニングのオープンソースのトーチ(Torch)、もう直ぐ革新的な製品を出すというキャノンなど、日本製のブースに衆目が集まっていていました。

ハイエンドのSPARC64 XIIを高速度を保つため、冷却システムをも展示されていました。大胆な展示に真似されて大丈夫ですかとお聞きしたところ、「リバースエンジニアリングを恐れることよりも、さらに開発を先に進めたいですね」とのお言葉でした。しかし、京に使われたSPARC64搭載のコンピュータって相当高いのかと思っていたのですが、一番低価格だと200万円代からあるそうですよ〜。新車以下の値段ではないですか。

NECのブースでは北米研究所が開発したトーチが、コーネル大学のお墨付きで、グーグルのテンソーフローより速いと表が出ていました(下段の真ん中の表)。なんか日本製すごいですね。日本企業のクラウドコンピューティングのセキュリティ重視の取り組みとか、一般的にはあまり知られてはいないけれど、このオープンワールドで色々と知ることができましたよ。

投稿者: Ayako Jacobsson