2016.02.10更新

 Philips フィリップスは、子供のためのスマート歯ブラシ、アプリに接続する赤ちゃんモニター、トラッカーのスマートウォッチ、糖尿病をチェックするシステムと接続した体重計などの健康機器を披露しました。フィリップスはオランダのRadboud大学のメディカル・センターと慢性病を管理するウェアラブル製品を昨年から開発しています。

             Philips

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.09更新

  オムロンのリストバンドProject Zeroは、一見フィットネス・トラッカーのように見えますが、リアルタイムで血圧を測定するウェアラブルです。 正確な血圧モニターで、慢性疾患を持つ患者を支援し、彼らの消費カロリー、睡眠の質といったデータを収集します。オムロンは、チューブとワイヤーを使わずに、心音、高血圧を測定でき、そのため血圧のデータを、外出先でユーザーが手に入れることができます。リストバンドと腕章はオムロンのモバイルアプリへのデータが集められます。販売開始は今年後半からだそうです。

                                           moron

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.09更新

 IBMワトソンはMedtronic(メドトロニック)やPathway Genomics(社名で、意味は経路ゲノミクスです)との提携を打ち出しました。 糖尿病患者のケア管理で、データはMedtronicのセンサーから、分析はIBMワトソンが行います。Pathway Genomicsは、「Pathway Genomics OME」と呼ばれる新しいアプリを作成し、IBMワトソンの分析機能で遺伝的プロファイリングを行います。例えば、 この分析結果から遺伝的素因からのダイエッ​​トプランなどを作成することができます 。

                                          Pathway

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.06更新

           jj

 Johnson & Johnson(ジョンソン・アンド・ジョンソン:J&J)も、 健康とウェルネス分野で新しい様々なデジタル技術を出しています。J&Jは、人工の膝関節を置き換えたり、脊髄の手術前や手術後にロボットを補助的に使います。その際、 IBMワトソンのアプリを使い、慢性病にもそのアプリを使う予定です。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.05更新

  Novartis スイスの大手製薬メーカーNovartis (ノバルティス)は、Qualcomm (クアルコム)と提携し 、慢性閉塞性肺疾患を持つ患者ための家庭用健康機器を出す予定です。Breezhalerという吸入器からのデータをQualcomm Lifeのプラットフォームに接続すると、 患者の吸入期間、吸入器の使用状況、吸入の質に関するデータを収集します。Novartisは、規制当局の検査後、承認を受け、2019年に発売予定です。

                  Breezhaler

                BreezhalerからのデータがQualcommに

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.05更新

 台湾のスマホやタブレットメーカーのHTCはアメリカのスポーツ用品メーカーのUnder Armour (アンダー・アーマー:UA) と共同開発し、HealthBoxという製品群を出しました。心拍数、トレーニング強度、推定消費カロリーを測定し、健康状態を全体的に監視できるHealthBoxは、UAバンド、UAアプリ、UAスケール、心臓をモニターする胸部ストラップなどから成ります。UAスケールは、体脂肪率を測定するのWiFi体重計です。UAバンドは、スマホや無線LANを搭載したUAスケールによって結ばれます。UAバンドは$ 180とUAスケールは$ 180 。HealthBox全ては$ 400です。Under Armourファクトリーなどで販売される予定です。

        UA

HealthBox製品群が展示されてある会場のブース

 アンダーアーマーも チップ搭載の スマートスニーカー、「Speedform Gemini2」を$ 150で売り出し予定です 。スニーカーでどれだけ歩いたか、歩速、歩行強度などを測定できます。自動的にいつ走ったのか、休んだのかなども測れ、同社のアプリに記録されます。450マイル(724キロメートル)まで記録できるそうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.04更新

       fitbit

Fitbitの製品群

  スタートアップから大きく育っていった フィットビット(Fitbit)も腕につける製品だけでなく、ネックレスのような製品を出しています。米国人女性デザイナー、トーリー・バーチ(Tory Burch)と提携し、お洒落な製品化を図っています。しかし、フィットビット製品でメディアの注目を集めていたのは「Fitbit Blaze」です。カラーのタッチスクリーンがあり、ステップ、心拍数、及び他のワークアウトを測定することができます。一日のアクティビティの記録を行うほか、ユーザーのエクササイズの段階を、オンライン上で引き上げるように設計されています。まるでワークアウトのパートナーのようにステップ・バイ・ステップで手順が指示され、さらにウォームアップが8分、7分のエクササイズ、10分の筋トレの3つのトレーニングは、アプリやスマホさえ必要なく、いつでも無料でBlazeから見聞きできるそうです。スマホのGPS機能に接続して、距離やペース、分刻みのスプリットタイムをリアルタイムで記録し、効率的なエクササイズが実現できるとか。運動後は、 Fitbitアプリのダッシュボードに自動で同期され、記録されます。リストバンド型の継続的な心拍数計測機能のPurePulseは、シンプルな心拍数表示により、簡単に運動強度を保ち、より正確なカロリー消費を記録し、 胸のストラップなしで、安静時の心拍数や一定期間の心拍数のサイクルを計測、一日の健康状態を知ることできます。サイクリング、カーディオ、ランニング、ウェイトトレーニング、ヨガなど特定のアクティビティを記録し、追跡し、心拍数も記録。1週間毎の運動目標にも追加記録が可能とのこと。着信コール、メッセージ管理、スマホからの音楽も聴けます。今年後半に発売予定で、$ 199.95だそうです。

 

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.04更新

 半導体メーカーで、シリコンバレーの先駆け的な存在といえば、 インテルですが、研究開発に力を入れています。超小型設計のCurie™ は極小コンピュータといえるような性能を持ちながら、安価なので、ウェアラブル製品に最適です。ところで、私はインテル開発の腕時計を頂いたのですが、これが厚みがあって四角く、とても身に着ける気がしませんでした。そのインテルがスイスのウオッチメーカー、タグ・ホイヤーと提携しました。また、アメリカを代表する時計ブランドのFossilとも提携しました。ファッション性でいえば、IT開発に命を捧げているギークな方々と、デザイナー系はベクトルが真逆です。しかし、ハードのデザインに着目し、ユーザーに受けて成功していったのがアップルです。倒産直前だったのが嘘のようで、現在はご存知のように破竹の勢いです 。アップルの先例に学んだのか、最近はシリコンバレーの企業も、製品開発でファッション性が大事だと気付き、IT製品の、とくにウェアラブル製品のファッション化が 進んでいます。自社だけでは無理なのか、多くがデザイン会社と業務提携中です。

        intel

     Intel + タグ・ホイヤー

 インテルはスポーツやライフスタイル向けのブランド、オークリー(Oakley)と共にスマートなゴーグルを開発しています。ゴーグルのレーダー(Radar)という製品には、 インテルのコンピュータ・チップCurieが埋め込まれており、ユーザーの動きを視覚的に追跡し、MP3でこう動いたらとリアルタイムでコーチする製品です。発売は今年後半だそうです。 インテルはスポーツメディアのESPNとオーストリアの清涼飲料メーカー、レッドブルとパートナーシップを結び、BMXバイクとスノーボードにチップを組み込み、スマート化した製品を開発しました。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.03更新

 大手企業のヘルス関係の動きですと、Samsung(サムスン)が、 ウェアラブル心電図パッチのプロトタイプを披露しました。基調講演で、サムスン 電子社長の洪元杓博士 が、自分のフィットネスの行動をサムスンのインターネット上で追跡しました。「我々のテクノロジーはさらに小さくなり、効率良く接続できるので、 生活の中で使われる全ての物に知性をもたらします。一例としては、バイオ・プロセッサーとヘルスケアのためのモバイル向けチップセットを全て一体化して組み合わせることが出来るのです。このバイオ・プロセッサーは、あなたの心電図を監視し、あなたのハートをチェックします 。あなたの呼吸を測定し、あなたの体重を追跡します。これは、医療に強いIoT(モノのインターネット)を成長させる 最初のステップと言えるでしょう。」  ところで、SamsungはマイクロソフトとIoTで提携することを発表しました。「オープンと標準なプロトコルを使って、何百万もの端末やIoTを連携させる」と、マイクロソフトのテリー・マイヤーソン上級副社長が述べました。

                                       sam

                                                                                          サムソンCES講演

Samsungの洗濯機や冷蔵庫などのIoT対応製品には、Windows 10の「Windows 10 IoT Core Pro」のOSを使って、スマートホームを構築する方向性だそうです。ベルトのバックルにトラッカーをつけたスマートベルトも出ていました。

                                      W

                                                                                           スマートベルト

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.02.03更新

 今年のCES 2016で目立ったのは、スマートホームやガジェット、コネクティッド・カーもさることながら、ヘルスケアに関する医療のIT技術です。また、ウェアラブルの世界での今年の出荷台数は11,110万台に達し、昨年の8000万台から44.4%も上回るとIDC(インターナショナル・データー・コーポレーション) は予測します。代表的な製品であるスマート・ウォッチの出荷台数は2016年に世界で3,430万に増えると、IDCは発表しました。ちなみに2015年の出荷台数は2,130万でした。

                                                      C

                             

投稿者: Ayako Jacobsson

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