2016.10.08更新

               Your boss is AI !?

今回のドリームフォースで最新CRMのSalesforce Lightning、セキュリティソリューションのShield for Financial Services、コラボレーション・ツールの  Quipなど様々な展示がありましたが、やはり注目はAI(人工知能)をCRMに組み込んだEinstein (アインシュタイン)。モスコーニ会場の西館2階にEinsteinが展示されているので、早速行って参りました!

ハノーバーメッセでドイツのアームロボットの大軍Kuka(クカ)に遭遇しましたが、そのKuka君が展示されています。全世界にあるKukaに故障やメンテなど不具合がないか、そうした場合やこんな故障がありそうですよ。だから部品の修理で人を送って対応してくださいと、(人間の)担当管理者にEinsteinが通告すると行った具合です。

近未来の話ではなく、既に運送や株の取引関係でAIが使われております。配達員のボスがAIで、配達が遅いと機械に怒られ?、給与から賃金が差し引かれたりします。予算が決まっていたり、単純な命令系統の場合にAIを従業員のボスにして、人件費のセーブが行われております。

で、アインシュタインがボスになった場合はどうなんでしょうか?最終日のメインな基調講演でセールスフォースCEOのマーク・ベニオフさんと、ブロードバンドTV CEOのシャザッド・ラファティさんが、人間の感情がわかるAIの開発という話が出ていました。ですが、機械が上司になるなら、事情のわかるAIじゃないと、配達員の方もやっていけないですよね。まだまだ未発達のAIやボットが、上司になって欲しくないものです。

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.10.01更新

            RoboticsJapan

鉄腕アトムで長い間ロボットを愛し、産業用の出荷台数世界一の日本だからでしょうか、ロボット会議で知られるサンノゼのロボビジネスでも、日本人の方々のお姿がとても目立ちました。写真左上は品川本社のハーモニック・ドライブ・システムズ代表取締役社長の長井啓氏です。ハーモニックって、世界のアームロボットの内製部品に多用されております(https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーモニックドライブ)。そのお隣はファナックの黄緑色のアームロボットです。アマゾンのフルフィルメントセンターでも、ファナックのアームロボットが製品の仕分けで活躍しております。

写真下左ですが、川崎のお絵描きロボットduAro(といっても、アタッチメントを変えると、車の製造とか色々出来るロボットなのですが)を展示されていたエンジニアの国師弘樹さんと小野茂樹副社長で、皆さんduAroが描いた似顔絵をお持ちです。

真ん中はヤマハのバイクに乗ったMotoBot君はヤマハとSRIインターナショナルの共同事業(ジョイベン)です。なんと、最高速度が187mph(1時間に187マイル進みます)!ハリウッドの映画でスタントマンの代わりに使えそうでございます。

写真下右ですが、マクニカのサンノゼ駐在員の西村大輔さんとAR/VRでスタートアップ案をお持ちの金澤友和さんです。また、トヨタ、ホンダ、パナソニックなどから多くの方々が参加されており、ロボットに関する関心の高さがひしひしと伺えたロボビジネスでした。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.30更新

               Cloud+Surgical Robotics

昨日(9月28日)と今日の2日間、サンノゼ・コンベンション・センターでロボビジネス(RoboBusiness)というイベントが開催され、ロボッティックスの未来に関する基調講演がありました。初日はトヨタ・リサーチ・インスティチュートのジェームス・カフナーCTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー:写真上段と下段の左側)から始まりました。 トヨタ・リサーチ・インスティチュートことTRI のカフナー氏は高性能のネットワーキングとクラウドコンピューティング、マシーン・ラーニング、ビッグデータなどで、ロボットや車のインテリジェントな開発が大きく進んでいくことを述べました。「過去10年でインターネットの速度と帯域が1600倍に向上しました。クラウドを使うことでストレージなど不要な部分を持たなくて良い上にビッグデータの解析結果も使えます」と、会場に集まった約2千人の聴衆に訴えました。カフナー氏はカーネギー・メロン大学でロボティックスを教え、グーグルで自動運転カーのソフトの開発も行っていました。同氏はクラウド・ロボティックスを提唱しています。彼はTRIで自動運転カーやロボットに正確なコンピューティングやデータのシェア、クラウドなどで性能を上げつつも、低価格化に励んでいます。ロボットの世界市場は2025年までに約83億ドルに達するとの予測も出ており、地元のアメリカ企業からだけでなく、欧州や日本企業からの参加者が熱心に耳を傾けていました。

本日29日は、グーグルやジョンソン&ジョンソンが投資しているスタートアップVerb Surgical(バーブ・サージカル)の副社長2人(写真下段の右側)の講演から始まりました。まず市場開発副社長のディブ・ハーマン氏が同社の社歴とデジタルとロボットによる手術の利点を語り、次にリサーチ副社長のパブロ・ガルシア・キロイ氏が手術ロボットのデザイン開発で克服しなければならない点を具体的に述べました。現在市場に既にある他社の手術ロボットはdaVinciですが、「1基300万ドル近く、重量が重い」そうで、Verb Surgicalではより低価格で重厚でない手術ロボットをメサしているそうです。製品は開発中で、まだ市場に出ていませんが、日本市場に向けてはジョンソン&ジョンソンの日本法人が現在働きかけているそうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.19更新

              Robots at IDF16

いよいよ今日はIDF16サンフランの最終日でございます。名残惜しいのでエキスポ会場を歩き回っておりました。入り口から右端奥を歩いていると、欧米のカメラ撮影陣が、リアルタイムのコミュニケーション用APIのWebRTCが埋め込まれたポケモンのトーイに殺到し、撮影しているではありませんか。プラグインなしでブラウザ間でボイスやビデオのチャットやファイル共有ができるピカチュー。日本発のキャラが持てはやされていることに悪い気はしません。

奥の方の展示では、大阪のロボットベンチャー、ヴィストン(Vstone)社のロボットSota君がなにげなくいました。Sota君のSマークの上にある蝶ネクタイの部分にRealSenseを搭載。エディソンではなく、今回インテル一押しの次世代コンピュータボードJoule(ジュール)も使って、人の顔の判別、ジェスチャーの検出、声の認識、そして声の合成もできる進化型に変わっていました。

神奈川本社の計測・通信機器アンリツもロボットを展示。といっても、機械部品で構成されているので、一見ロボットとは分かりにくいのですが。アンリツは以前からモバイル機器を自動で試験できるソフトなどを出してきたのですが、モバイルのUIを自動で作り出してしまうという製品を展示していました。結構凄いのに、派手さがないためか、人があまり集まっていませんでした。ピカチュー・トーイに負けてて、とても残念です。もっと派手だとウケると思うんですけど。

写真にある一番右下のロボット君たちは、日本製ではないのですが、「安いロボットなんですが、3DカメラのRealSenceを埋め込むと、3次元を認識して自動で動きます」と、技術セッションで登場の自律したロボットたちなんです。リナックスのSDK(ソフト開発キット)を使って、マッピングやナビの開発ができるんですね。AtomやRealSenceカメラを一挙にまとめた開発が簡単になるインテル・ユークリッド・デベロッパー・キット(Intel Euclid Developer Kit)も出ております。

富士通もIDF16のスポンサーで2ブースも出展されていましたが、それはまた明日のお楽しみということで、宜しくお願い申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.07.28更新

               UrbaneTruck

 テスラが先日、自動バスとトラック運送業を始めると、今後10年間の事業計画「Master Plan, Part Deux」で発表しました。これを受け、メルセデス・ベンツも即座に、エレクトロニック・トラックの開発を言い出しました 。

 そして、今日ベンツは 、ドイツのシュトゥットガルト市で、総重量26トンの”アーバンeトラック(Urban eTruck) ”を発表しました。ディーゼルではなく、オール電気で動くアーバンeトラックには、2.5トン分のリチウムイオン電池が搭載されています。しかし、テスラはまるでトレンドセッターのように新規事業を発表すると、大手自動車企業が同様の事業を加速化していくようです。

 テスラの工場の前を走っているフリーウェイ880号線は、ベイエリアの幹線道路の中でも多くのトラックが走っています。本日午前4時、アラメダ郡サンレアンドロ市のデイビス通りの出口付近で、サンフランシスコ方面に向かっていた大型トラックがクラッシュ。モーターオイルを満載していたので、トラックが巨大な火玉となり、運転手は事故死。880号線は一時全線閉鎖されました。デイビス通り沿いにはコストコやウォールマートがあり、いつも混雑しているのですが、早朝だったため被害が少なかったのが不幸中の幸いでした。 アメリカン・トラッキング・アソシエーションによれば、米国には約300万人のトラック運転手がいて、年間92億トンの貨物を輸送しているそうです(http://www.trucking.org/News_and_Information_Reports_Industry_Data.aspx)。

 アメリカの道路で深夜から早朝まで、走っているトラックを良く目にします。労働条件が厳しそうで疲れたドライバーに変わり、自動運転トラックが走行する日も来るかもしれません。ですが、タンカーのように巨体なだけに一旦事故が起れば、大きな被害となる可能性は高いので、安全第一で頂きたいものです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.07.08更新

       ポケモン・ピカチュー、ゴー!

 グーグル社内部のスタートアップで、AR(拡張現実)のゲームソフトで知られるNiantic社と任天堂が作り上げた「ポケモンGO」が、アメリカで今日からその発売を開始しました。位置情報を使い、リアルにポケモンを捕まえたり、バトルしたりもできるゲームでございます。アプリのストアで売り上げNo.1って、本当ですか!?でも、豪州とニュージーランドでは6日から売っているとかで、日本での発売を(間違ってはと完璧主義的に)遅らせていているんですね。

 貴重な情報をご提供くださった、石関さま、ありがとうございます!ピカ〜!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.04.27更新

  日本ではライフロボティックスがアームロボットのコロを開発し、5億円の資金調達を得たことで多くのメディアに報道されました。こちらシリコンバレーでは約3年前にグーグルがロボット企業のボストン・ダイナミックスを買収しましたが、そろそろ面白そうなロボットを出すという噂でございます。以下の写真はライフロボティックスのコロです。

       コロ

 ピッツバーグの元おもちゃ会社で、カーネギー・メロン大学からの技術を基にロボット開発してきたボッサノバ・ロボティックスが、1400 万ドル(約17億円)の資金調達に成功しました。AIを使ってスーパーなどの小売店頭の棚に商品を陳列するそうです。ロボットですから、人がやるより 間違って、棚に置くことがないそうです。玩具作りから地道にロボットを進化させてきた様子が、以下のURLの4年前のYouTubeで伺えます。

      ボサノバロボット

投稿者: Ayako Jacobsson