2017.02.01更新

          Drew

  グーグル、アップル、マイクロソフト、ボックスとクラウドでビジネスを行う会社は多いですが、 そんな中でサンフランシスコ本社で未上場のクラウド・ストレージ会社ドロップボックスは、年間売上げが10億ドルを突破する見通しと発表しました。マサチューセッツ工科大学の学生だった現在33歳のドリュー・ヒューストン氏が2007年に同窓のアラッシュ・フェルドーシ(31)氏と始めたのが同社です。 ヒューストン氏は 昨年夏、現金収支が黒字化したことを既に公で述べています。

  昨日の1月30日にユダヤ人近代博物館で、仕事仲間と何処からでも共同作業できる 21ヶ国語対応のドロップボックス・ペーパー(Dropbox Paper: https://www.dropbox.com/paper)と、ダウンロードしなくてもテラバイトのデータにアクセスし、ファイル検索も可能なドロップボックス・スマート・シンク(Smart Sync:https://www.dropbox.com/business/smartsync)を発表。私は特にこのパソコンのメモリーの容量不足にならないスマート・シンクが気に入りました!でも、このサービスを使うにはもちろんお金が。五人までのユーザーのスタンダードだと、月額12ドル50セント、同じく五人までですが、チーム向けに事務会計のサービスが加わったアドバンスドが20ドル、そして大企業向けのエンタープライズという3つの料金体系になっております。詳しくは以下のサイトをご参照下さいね。(https://www.dropbox.com/ja/business)  

現大統領の移民政策は不支持

  ベータ版から本格的な製品化を公にされたその後、「ユーザーの47%が米国外」と、ヒューストンCEO (最高経営責任者)と外国人記者との質疑応答が始まりました。 今ではヤフー、ナショナル・ジオグラフィックス、ニューズ・コーポレーション、エクスペディア、カヤック、ハイアットホテル、アイスクリームのベン&ジェリー、アンダーアーマー、スポティファイ、インヴィジョンなど20万社がドロップボックスを有料で使っています。世界の5億人が使っているそうで、「大企業から二人だけのカフェのオーナーも」と幅広いユーザー層に支えられているのだとか。特に欧州やメディア企業関連でドロップボックスのユーザーが多いそうです。日本も好きだそうで、「数ヶ月前に行ったけど、また行くよ !」

 そんな世界的なシリコンバレーの会社ですから、イスラム圏7カ国の方々の米国入国を90日間禁止したトランプのエグゼクティブ・オーダー(大統領令)を「 ドロップボックスでは支持しない」とヒューストンCEO。共同設立者のフェルドーシ(31)氏の出身がイランですから、とても心配されていらっしゃるようでした。「社員を守るために、社内にリーガルチームを作りました。我々のチームは密接ですし、社員の家族はとても大切ですから」との心配り。そしてトランプ米大統領との米国における価値観の違いも述べました。共同設立者のフェルドーシ氏は長らく同社のCTO (最高技術責任者)を務められていたのですが、最近フェルドーシ氏はドロップボックスのCTOの座を降りられました。

今は資金調達の必要なし  

 業績が上がり、同じクラウド・ストレージサービスでライバルのボックス (Box)が2015年にニューヨーク証券取引所にIPO (市場公開)しているので、記者たちの質問が「何時上場するんですか?」と矢のようにヒューストン氏に飛び交います。しかし、当然のことながらはっきりした回答はございませんし、具体的なデータも出ません。「ビジネスが健全に伸びている時、 素晴らしいの は自分たちの時間軸で市場公開へ向けて柔軟に対応できる」との優等なご回答。フェイスブックのマーク・ザッカバーグ氏とも友人であるヒューストン氏は、かつてアップルのスティーブ・ジョブズ氏から「ドロップボックスを買いたい」と言われたそうです。その申し出を一蹴された彼は、これからシリコンバレーの次のレジェンド(伝説的な人物)に成長されていかれるのでしょうか?

          journalists

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.10.06更新

              Marc @ Dreamforce2016

AIを活かした新製品、Einseinのアプリとか色々凄いとは思いましたが、更にさすがと思ったのはベニオフさんのエネルギッシュに他の方のことを思う姿です。基調講演が終わって、相当お疲れだと思うのに、一般参加者のスマホ写真に応えておられましたよ。セールスフォースが多くの人々に使われて、愛されているのは、製品の良さもさることながら、ベニオフさんの他の人々に対する態度やカスタマー重視などの在り方なんでしょうね。かつて、単独インタビューの時、「カスタマーに問題が」と、直前でドタキャンされ出直したことがありました。長いライター人生、初めての経験でした〜。

お客様は神様って、アメリカでそんな言葉が自然に出てくるのは、どんな企業でしょうか?それを実際に体現されているのがベニオフさんかもしれません。

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.10.04更新

               Dreamforce2016

サンフランシスコのモスコーニ・コンンベンションセンターで明日4日火曜日から7日の金曜日まで、毎年恒例のドリームフォース(Dreamforce)が始まりますよ。今年は昨年より参加者数が増え、17万人の人出があるそうです。登録開始の今日、既にサンフランシスコの街は混雑していました。主催者側の案内にも通れる通れないで、結構な混乱ぶりが目立っていました。

1999年にオラクル出身のマーク・ベニオフさんが設立されてから、1500人のユーザー・コンフェレンスでウェスティン・セント・フランシスで始まったのがドリームフォースの起源です。顧客管理の営業ソフトからクラウドコンピューティングなど毎年革新的な製品群を出してきたセールスフォースです。今年はアイルランドのロックバンド、U2のコンサートから、AIベースのアプリ、アインシュタイン(Einstein:http://www.salesforce.com/jp/company/news-press/press-releases/2016/09/160921.jsp)を大々的にご宣伝なさるそうです。サンフランシスコで一番大きな会議場のモスコーニの全ホールを使うだけでなく、周辺の著名ホテルでも多彩な会議が行われます。社会貢献に熱心なベニオフ氏とセールスフォースですので、アフリカでのエイズ撲滅のために、U2のボノが共同設立者でもあるチャリティ団体のREDと手を組み100万ドルの募金を募るそうです。

初日の4日は実業家で投資家のマーク・キューバン(https://ja.wikipedia.org/wiki/マーク・キューバン)、啓蒙家のトニー・ロビンズ(https://ja.wikipedia.org/wiki/トニー・ロビンズ)らが基調講演を行います。5日水曜日はセールスフォースCEOのベニオフ氏、そしてビル&メリンダ財団のメリンダー・ゲーツさんが登場されます。6日は大手病院のネットワーク、カイザー・パーマネンテのCEOやグーグルの23andMe23aのCEOでセルゲイ・ブリンの元夫人のアン・ウォジツキ氏が登壇します。ドリームフォース会期中、ベイエリアの他のイベントもカバーしますが、続報をお楽しみに!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.23更新

               KEI

世界から6万人を集めたオラクルのオープンワールドが本日閉幕になりました。数ある展示の中で、世界一計算速度が速いスーパーコンピュータ「京(けい)」に使われたプロセッサの次世代型SPARC64 XIIや、NECのディープラーニングのオープンソースのトーチ(Torch)、もう直ぐ革新的な製品を出すというキャノンなど、日本製のブースに衆目が集まっていていました。

ハイエンドのSPARC64 XIIを高速度を保つため、冷却システムをも展示されていました。大胆な展示に真似されて大丈夫ですかとお聞きしたところ、「リバースエンジニアリングを恐れることよりも、さらに開発を先に進めたいですね」とのお言葉でした。しかし、京に使われたSPARC64搭載のコンピュータって相当高いのかと思っていたのですが、一番低価格だと200万円代からあるそうですよ〜。新車以下の値段ではないですか。

NECのブースでは北米研究所が開発したトーチが、コーネル大学のお墨付きで、グーグルのテンソーフローより速いと表が出ていました(下段の真ん中の表)。なんか日本製すごいですね。日本企業のクラウドコンピューティングのセキュリティ重視の取り組みとか、一般的にはあまり知られてはいないけれど、このオープンワールドで色々と知ることができましたよ。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.20更新

               OpenWorld 2016

今年で20回目となる オラクル・オープンワールド(Oracle OpenWorld)ですが、今年は9月18日日曜から22日までの開催で、基調講演や展示はもちろんのこと、クラウド中心のセッションに、6万人の参加者が入るそうです。初日の18日夕方からの 基調講演で、ラリー・エリソン会長が昨年に続き、アマゾンのAWS打倒を強く訴えました。

午後6時過ぎに登場したラリー・エリソン会長はクラウドで「アマゾンのリードが終わる(Amazon's lead is over)」と語り、「クラウドサービスで技術的にも全て揃っているのは、オラクル」とオラクル・クラウドやデータセンター部門の強みを自信たっぷりに聴衆に訴えました。今日月曜のマーク・ハードCEOの基調講演でもクラウドビジネスが強調されました。クラウドへ全力投球していく方針となった背景には2016年6月から8月の決算で86億ドルの売上げで、四半期決算でクラウド関連が連続して増収し続けているからです。

クラウド事業者といえば、アマゾンだけでなく、グーグル、マイクロソフト、IBM、セールスフォースと色々ありますが、オラクルのクラウドの強みは一体何なんでしょうか。イベント参加者の声を拾ってみました。ヒューストン大学のアナリスト、Riod Triantoroさんは「今のところ、オンプレミス(組織内運用)でクラウドは使っていない。けれど、これから導入を検討しているが、クラウドはセキュリティが要なので、アマゾンとオラクルしか検討していない」と言います。スウェーデン本社の大手建設会社Skanska(スカンスカ)のDavid Spaker副社長によれば「4、5年前からポイントシステムで少しづつ使い始め、今では雇用や情報管理で使っている。オラクルのクラウドは土曜に契約して月曜にはもう使えた。人を増やさなくても良く、コスト削減に役立っている」とのこと。アメリカ企業に比べるとセキュリティの懸念から、日本企業のクラウド導入は遅れていますが、ジャストプレイヤーの瀧康史代表取締役は「クラウドはそれぞれの利点を活かして、AWS、グーグルなど複数使うと良いのでは」との意見をお持ちです。「オラクルのクラウドの場合はミドルウェアを活用したPaaS(Platform as a Service) が利点」とのことでした。

エリソン会長は明日の20日、午後2時過ぎから特にデータセンターについての基調講演を行うそうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.14更新

                DMV in SF

昨日のブログに引き続きですが、盗られてしまったカリフォルニア州の運転免許書がないと運転できないので、本日サンフランシスコのDMVことDepartment of Motor Vehiclesに行って、免許書の再発行の申請をお願いしてきました。

持っていた運転免許証が盗まれたりした場合は、何でしょうか?例外的にサイトからフォーム(申請書式)に直接の署名ができないので、サイトからダウンロードできず、DMVに足を運ばないとその書式をくれないんですよ。夏休みでしばらく留守にしていた仕事があるし、最初はあんなに忙しいDMVに行ける時間なんて、あるのかな〜と最初思っていました。 スペインを訪れるために取った国際免許が代わりになるんじゃないと思ったら、「アメリカでは使えませんよ!」というようなニュアンスで代替にならないことが、アメリカ自動車協会トリプルAが発行した国際免許書に明記されていましたよ。スペインでも国際免許証のことは聞かれなかたし、ホント使えない。まぁ、DMVに行くきゃないです。

DMVはいつも混んで待ち時間が長いので、皆さん普通はhttps://www.dmv.ca.gov/portal/dmv のサイトから、先に予約を入れてからDMVを訪れるんですね。でも、DMVの場所によっては来月とか。うーん。これで必要に駆られて運転して見つかったら、罰金だけじゃなく、悪い記録が残るじゃないですか。はい!君子必要なくば、危うきに近寄らずですから、長蛇の列で待たされても直接訪れるしかないですよ。

サンフランシスコのダウンタウンにあるオフィスから、マーケットストリートで21番のローカルバスに乗って、16もの停留所を過ぎて、DMVに到着のはずです。しかし途中に道路工事もあり、午後3時代に出てDMVに着いたのが閉まるまで1時間以内だとー。

カリフォルニア州のここSFのDMVだけでなく、他のDMVにも行ったことがあります。ですが、サンフランのDMVは人が多くても処理が凄く早いなと感じました。またSFのDMVのちょっと悪めの評判にもかかわらず、マリア様のようや事務手続きを行って下さいましたよ。 具体的のどういうことかというと心優しき事務官によって、迅速に処理が終わり、仮のペーパー免許証みたいなものを当日中に手に入れることができました。もう、リーガルに罰金無しでカリフォルニア州の交通法規 に則って、運転できます。ありがとうございました!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.01更新

               JINS SF SJ

                                (Left 2 photos from SF, Right 3 photos from San Jose)

昨晩、およそ1ヶ月後にオープン予定のJINSサンノゼのバリーフェア店、そして今日は米国初2015年4月に開店したサンフランシスコ店にも行ってまいりました。来月はロサンジェルス店、パサデナやシャーマン・オークスにもオープンするそうです。店舗オペレーション・マネジャーの須田真宗氏によれば「日本国内には300店、中国では既に約80店舗もあって、これから増える」そうです。

私は日本に行く度に、櫻井翔氏宣伝のJINSメガネを成田のイーオンや品川店で作っておりました。検眼から作成まで30分内外で出来るし、パソコンのブルーライトをカットするメガネや、暗い場所になるとサングラスに変わる製品など、ユニークな商品開発が気に入っていたからです(ええ、かつてトータルで最低5個は持っていましたが、壊れや紛失で今3個です)。

そんな訳で、JINSは知ってるつもりだったんですが、いやーサンノゼ店に行ってビックリしました!検眼で目薬をささなくても、目の裏側というか眼底までチェックできる最新装置や、レンズ自動加工機とか、最新設備のオンパレードでした。店内併設の20/20 Nowによるサービスで、眼科医がその場にいなくてもオンラインで検眼できるシステムが用意されています。「サンフランシスコのユニオンスクエア店にも行ってみてください。1時間に63本レンズを自動加工できる装置があるんで、ぜひ!」と、須田氏のお推めもあり、訪れてみました。

アメリカの眼鏡市場は日本の約6倍の20億ドルだそうです。ただ、カリフォルニア州都のサクラメントの行政府から許可を得たり、店舗をJINS風にするには日本や中国よりも、カリフォルニアでは許認可に相当時間と資金が必要な上、労賃も高くて大変だとのことでした。JINSの強みは種類が豊富で、手頃な価格で、会計後に30分で出来ることだそうです。

ただし、日本の旅行者や企業派遣の方々は「JINSの検眼は日本では無料なのに、なぜ検眼に$50前後かかるの」と、驚く人もいらっしゃるそうです。ですが「こちらでは専門医が検眼した書類がないとメガネは作れないと法律があるので、20/20 Nowの眼科医が行う検眼なのでご理解いただきたいです」と、店舗内で働くスタッフの方。日本とは違う規則や難しさもあるでしょうが、 アメリカ市場では「派手にやっていくのではなく、地道に着実に伸びて」いく方針とのことでした。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.20更新

               ATT Intel at IDF2016

IDF2016の会場ではIoT、自律ロボット、自動運転カー、ワイアレスのVRヘッドセットなど、数多い展示がありましたが、そうしたものを支えていく確実な通信インフラが必要です。ドレスデン工科大学 のフランク・フィゼック教授は、「2020年にネットワークに接続されるIoTデバイスが最大で5千億台、少なくても500億台」だと言いました。センサーからのデータやスマホの通信量が、日々膨大に増えています。日本でも2012年頃にiPhoneやタブレットが繋がらない通信障害が起こりましたが、覚えていらっしゃいますか?このままではデータが処理できなくなると、世界各国の企業や研究開発機関が2020年までに第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けて、技術開発中であります。

インテルはAT&Tと今年2月、バルセロナのモバイル・ワールド・コングレス(MWC)で5Gの実験を共に行うと発表しました。今回のIDFの基調講演で、インテル上席副社長 のダイアン・ブライアントさんと 、AT&TのCSO( 最高戦略責任者)ジョン・ドノバンさんが5G向けのサービスや機器の開発へと一層の関係強化を述べました。ドノバンさんは「もし自動運転カーを持っていたら、(現在の交通事情がリアルで分かる)ライブ・マップが必要だし、キロメートル毎にギガビットが要る。ネットワークは遅くなることはできない。(遅くなれば)ストリートではなく、歩いている人に突っ込んでしまう。」AT&Tはインテル他と協力して、ネットワークの構成をソフトウェアで設定や変更できるソフトウェア・デファインド・ネットワークSDNとアナリティックスで対応するそうです。「ネットワークの75%をNFVでバーチャル化することは(目標ではなく)必須だ」そうです(http://intelstudios.edgesuite.net/idf/2016/sf/keynote/160817_db/160817_db.html)。

NFVとはNetwork Function Virtualizationの略で、汎用サーバー上で様々なネットワーク機能を仮想化することで、SDNとで柔軟なネットワークを 構築するものです。具体的にはLTEなど特殊なパケット処理のネットワーク機器を、 インテル互換のCPUを搭載したサーバーの仮想マシンで動かします。NFVと (Software Defined Network)を使います。専用のネットワーク機器を買うより安価ですし、クラウド基盤に簡単に繋がることもできます。

日本のメーカーも、もちろんNFVの取り組みを行っています。IDF2016に出展し、スポンサーである富士通がそうです。NFVは2012年10月ドイツで発表されましたが、富士通はその翌年から、NFVに対応しています(http://www.fujitsu.com/global/products/network/products/virtuora-nc/index.html)。川崎市からIDFに参加したデータセンタプラットフォーム事業本部NFV開発部の松浦康道さんは「世界でNFVの構築、運用、保守を、 子会社を含んだ富士通のネットワークで行う」そうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.18更新

            dorne

IDFの二日目、水曜の8月17日でございます。サンフランシスコのモスコーニ・ウエストの1階にIDF2016に参加した各企業のエキスポ展示があります。2階のフロアでは仮想現実の闘いが楽しめるバーチュアル・コード・バトルが、3階では基調講演が聞けたり、繋がった歯ブラシやロボットなど様々なデモをやっております。昨日のクルザニッチCEOの基調講演の出だしで強調されたのが、VR(仮想現実)+AR(拡張現実)がMR(融合現実)でした。17日に多々ある展示の中で注目されたが、アマゾンの配送の取り組みでも有名なドローンでございました。

初日から、「あ、高めの網が張ってある!おそらくドローンを飛ばすんだなぁ」と、何度か見ていたのですが、16日は上を仰いでも何もないよ〜。ビルの谷間の窓側の空白の籠といった感じでした。「何時がドローンの出番なのかしら」と思っていたのですが、ようやく17日にドローンが飛びました。 その基盤にあるのが、インテル開発のドローン向け基板インテル・アエロ(Intel Aero)です。CPU(中央処理装置)にはコアが4つの クアッドコムがあるAtom、プロセッサやストレージ、通信機能などを搭載した開発者用ボードで価格は399ドルでございます。

ドローンを飛ばした経験のある方ならご存知だと思いますが、ドローン飛行は操縦者から遠くにある高い木の高さがどれぐらいなのかを把握するのが相当困難なのですが、そこはドローンの目となる3DカメラのRealSense(リアルセンス)の出番でございます。RealSenseは障害物を即座に認知し、奥行きを計測し、立体的なグラフをマップを生成して、障害物を回避します。「ドローン自体が衝突事故を回避できる」とインテルのAchintya Bhowmik副社長がおっしゃていました。

RealSenseは従来のカメラ、赤外線レーザプロジェクタ、赤外線カメラ、マイクロホン・アレイインテルなどから出来ていて、インテルがずっと開発しているプラットフォームなのですが、今年の展示で更に進化し、ポジティブな印象を参加者に与えておりました。さて、これからRealSenseやIntel Aero・プラットフォームのソフトウェア開発キット(SDK)がどれくらいダウンロードされるのでしょうか?サイトはこちらでございます。http://click.intel.com/intel-realsense-developer-kit-r200.html

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.17更新

            IDF SF 2016

今年で20回目の IDF 2016が、今日火曜からサンフランシスコのモスコーニセンターで始まりました!コンピュータ向けチップの売上高が同社の半分を占めるインテルですが、今年はどんな新たな技術がこのデベロッパーズ・フォーラムで出てくるのでしょうか?18日の木曜まで開催されております。

モバイル向けチップで株価を伸ばしているクアルコムと比べ、インテルの業績は人員削減もあったし、このところフラットであります。 朝9時からブライアン・クルザニッチCEOの基調講演がありました(http://www.intel.com/content/www/us/en/intel-developer-forum-idf/san-francisco/2016/idf-2016-san-francisco-keynotes.html)。その中で同氏が強調していたのは、コードレスでコントローラ不必要のVRヘッドセットで、現実と仮想現実が混ざったマージド(融合)・リアリティのプロジェクト・アロイ(Project Alloy)でした。赤外線レーザー、HDカメラなどを連動させたこの技術は。モスコーニ西会場2階に行けば、実際にゲームを楽しめます。プロジェクト・アロイにはマイクロソフトも参加し、ウィンドウズ・ベースで開発するそうです。同プロジェクトのAPIとハードは来年、オープンなプラットフォームになるそうです。パソコンからスマホの販売も頭打ちになりそうな市場だから、CEOとしては新たに伸びそうなエリアに力を注がないといけません。

その他、クルザニッチCEO BMWとそしてテスラが死亡事故が原因で最近契約を切った、イスラエルのモバイルアイとも提携し、自動運転カーの開発に関しても言及しました。

1階のエキスポ展示は参加者に分かり易いように、VRとゲームのコーナーは2階、会場はデータセンターゾーン、 コネクティビティ、IoTコミュニティ、ソフトウェア・ディベロッパー・コミュニティ、メモリー・コミュニティなどに分かれて いました。エキスポから出てきたサンノゼからのSyed Nazarさんら3人組は「今年のIDFは昨年より際立って、新しい技術が出ていたし、 ゲームから産業用までチップの応用が素晴らしい。」と絶賛していました。明日は、会場から興味深い展示をご報告させてください。

投稿者: Ayako Jacobsson

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