2016.07.19更新

            tesla autopilot

 昨日の日曜、イーロン・マスク最高経営責任者がテスラのオートパイロット・システムに重大な改善を、ドイツのボッシュ(Bosch)が行うとツィッターで発表しました(https://twitter.com/elonmusk)。日本のパナソニックはテスラのバッテリーのサプライヤーですが、ボッシュはテスラの障害物を探知するレーダー部品を出荷しているんですね。

 マスク氏は今日彼の別会社スペースXの打ち上げの後で、テスラの「トップ・シークレット・マスタープラン」を本日の未明の時間に出すと言っているそうです。 ご存知のように5月6日、フロリダでオハイオ州の起業家ジョシュア・ブラウンさんが運転していたモデルSがトレーラーと衝突。ブラウンさんは事故死されました。以降、テスラには米連邦政府のNTSB (国家運輸安全委員会)の 調査が2度目で入っている最中で、事故に関する投資家への報告で米証券取引委員会(SEC)の調査も入ると、米紙が報じております。

 7月1日にはModel Xがペンシルバニア州で横転し、続いて7月10日モンタナ州でオートパイロットに直接関連性のあるModel Xの衝突事故などが更に起こってます。テスラの自動運転って本当に安全なんでしょうか? 米コンシューマー・レポート誌は、そもそもオートパイロットという名前が、人々に「自動で操縦してくれるのね」と誤解を与えるので、その名を変更し、安全と分かるまでその機能を封印したらなどと提案しております。電気自動車購入で1千5百万円以上も払い、使用上の注意書きがあるものの凄い自動運転でリラックスし過ぎ、運転中寝てしまい、事故が起こったら…。  

 ネットの決済サービスPayPalで成功されたマスク氏は、ソフトウェアビジネスと実際の車による事業との違いをどうお考えなのでしょう?ソフト自体がクラッシュしても人は死にません。ですがソフトに誘導されて、動く車ではどうなのですか。たとえベータ版だと断りがあったとしても、人の命にかかわるので慎重にテストされ、出された方がテスラ社そのものの今後の事業に良かったのではないでしょうか。

投稿者: Ayako Jacobsson