2017.01.26更新

           Ford

 1990年からサンノゼ市で毎年開催されているシネクエスト映画祭。この映画祭が凄いところは映画の出展がパソコンで出来、2月28日から3月12日までの開催中はパソコンで出展された映画が見れることです。今年はCinequest Film and VR Festivalと題し、「バーチャル・リアリティ作品も入り、ノミネート作品などが昨年の365から504に増えました」と、シネクエストの共同設立者のハーフダン・ハシ—氏。バーチャル・リアリティ対応の映画は未だ少ないですが、VR映画製作に関する講義も行われるそうです。3月にグーグルアースによる東京の街からヨセミテ、イタリアなど世界を駆け巡るVRやオールケミー・ラボのロボットが人間の仕事をするようになったらというジョブ・シュミレーターなどのバーチャル・リアリティ映像がサンノゼのダウンタウンにあるフェアモント・ホテルの会場で体感出来ます。
 自宅でネットからダウンロードして、映画が自由に見れるものの、ベイエリアにはセレブが溢れるので、訪れてみると楽しいかもしれません。以前ハリソン・フォード氏がシネクエストで革新的で影響力のある個人に与えられるマーベリック・スピリットアワードを受賞した時に、最初480ドルの週給を500ドルに値上げした話などで盛り上がりました。28回目の今年はシャーリー・マクレーン、アマンダ・セイフライド、ダニエル・ブリュールなど、俳優がベイエリアにやってきます。映画制作者だけでなく、映画好きな人々が50カ国以上から10万人がサンノゼの街中に集まるそうです。ハシ—氏によれば、今年は「サンノゼ市だけでなく、(サンノゼから43キロメートル北で、オラクルやテレビゲーム会社のエレクトロニック・アーツなどが本社を置く)レッドウッド市でも上映」されるそうです。
 シネクエストの後援企業はグーグル、キャノン、HP、パナソニック、シスコ、アドビ、 AT&T、カイザー、サムソン、CNNのVR, ユニティ、サンノゼ市、ヤルプなどで、毎年増えているようです。

            Cinequest

投稿者: Ayako Jacobsson

2017.01.19更新

 ラスベガスで1月5日から8日に開催された(メディア向けは1月3にから)のCES 2017は、例年とは違う色々な基調講演や出展がありました。でもその前におっと!とびっくりしたのは早朝3日に飛ぶ前にサンノゼ空港で、CES 2017にも展示されていた、AIロボットに遭遇したことです。人工知能が現実に普及していることに人々が気づくのより、実際に使われているのが本当に早くなっているようです。

     AIrobot

 サンノゼ空港でおカッパ頭のAI女性マシーンに遭遇。それから、飛んでラスベガスに着くと例年とはCES 2017の参加企業が多いに様変わりしておりました。フェイスブック、グーグル、アマゾンのアレクサ、マイクロソフト、AOL、スナップチャット、ツイッター、ダンキンドーナッツが参加。それだけでなく、船旅のカーニバル・クルーズCEOやプリンセス・クルーズ社長 がロイヤル・プリンセスなどにサービス向上のため乗船が早くなり、客室の鍵にもなるウェアラブルのオーシャン・メダリオンを2018年から導入すると発表したのです。何かハード企業とパートナー化したソフトウエア企業の結婚しての活躍ぶりが本当に目立つんですよ!

 ダンキンドーナツ は会話や注文ができる人工知能(AI)の仕組みを作る必要性を訴えていました。 そして、AIに力を入れているNVIDIA のジェンスン・ファンCEOがトップを切って基調講演を行いました(http://www.nvidia.co.jp/object/ces-2017-jp.html)。シリコンバレーに本社があるNVIDIAはAI やゲーム対応で、株価が1年で3倍に伸びたそうです。同社はアウディと自動運転カーの開発を進めますが、会話型AI のグーグルアシスタントを各製品に導入していました。

 日本から基調講演に参加した日産のカルロス・ゴーン氏はマイクロソフトと提携し、インテリジェントなパーソナル・アシスタントのコルタナ(Cortana)を使い、ネットに繋がるコネクティッド・カーを実現していくことだけでなく、DeNA(ディー・エヌ・エー)と自動運転車の開発を発表しました。 ホンダも、同じようにAIの感情エンジン・HANA (Honda Automated Network Assistant)で運転者の気持ちを人工知能で理解して、コーヒーなどを注文するコンセプトカー、NeuVを出しました。ホンダはソフトバンク関連会社のココロ(cocoro)SBと運転者の感情を理解する HANAの共同開発を行っています。トヨタは今年、水素から電気をつくるハイドロジェンカー ではなく、車を運転する人の志向や気持ちを組むように人工知能を使った愛iという試作車をブースで展示しました。

 大手企業だけでなく、スタートアップもAI関連の製品を多出していました。イギリスのスタートアップのEmotechが出した小さなタイヤのように見えるオリー(Olly)はAI、カメラ、マイクが内蔵されているスマート・スピーカーで、ユーザーの命令だけでなく、感情も分かってくれて、インターネットに接続した自宅内のスマート家電などを制御するそうです。また、VINCIというキックスタータで資金調達を行なっている会社がアンドロイドOSで動くAIのヘッドフォンを発表していました。耳のパッドの内部にモーションセンサーがあって、ヘッドフォンをつけるだけでユーザーの心拍数や動いている程度に応じて、音楽が自動再生される上に、音声認識でも応じてくれます。映像はこちらです。https://www.youtube.com/watch?v=Ien3HrkdUN8 

 ますます、これからの技術的変化を拾ってくれている感のするCESですが、来年のCES2018開催は1月9日から12日です。ラスベガスでお会いできると嬉しいです。今年の読者の方々のご活躍を応援するとともに、こちらのブログも宜しくお願い申し上げます!

投稿者: Ayako Jacobsson

2017.01.19更新

 ラスベガスで1月5日から8日に開催された(メディア向けは1月3にから)のCES 2017は、例年とは違う色々な基調講演や出展がありました。でもその前におっと!とびっくりしたのは早朝3日に飛ぶ前にサンノゼ空港で、CES 2017にも展示されていた、AIロボットに遭遇したことです。人工知能が現実に普及していることに人々が気づくのより、実際に使われているのが本当に早くなっているようです。

     AIrobot

 サンノゼ空港でおカッパ頭のAI女性マシーンに遭遇。それから、飛んでラスベガスに着くと例年とはCES 2017の参加企業が多いに様変わりしておりました。フェイスブック、グーグル、アマゾンのアレクサ、マイクロソフト、AOL、スナップチャット、ツイッター、ダンキンドーナッツが参加。それだけでなく、船旅のカーニバル・クルーズCEOやプリンセス・クルーズ社長 がロイヤル・プリンセスなどにサービス向上のため乗船が早くなり、客室の鍵にもなるウェアラブルのオーシャン・メダリオンを2018年から導入すると発表したのです。何かハード企業とパートナー化したソフトウエア企業の結婚しての活躍ぶりが本当に目立つんですよ!

 ダンキンドーナツ は会話や注文ができる人工知能(AI)の仕組みを作る必要性を訴えていました。 そして、AIに力を入れているNVIDIA のジェンスン・ファンCEOがトップを切って基調講演を行いました(http://www.nvidia.co.jp/object/ces-2017-jp.html)。シリコンバレーに本社があるNVIDIAはAI やゲーム対応で、株価が1年で3倍に伸びたそうです。同社はアウディと自動運転カーの開発を進めますが、会話型AI のグーグルアシスタントを各製品に導入していました。

 日本から基調講演に参加した日産のカルロス・ゴーン氏はマイクロソフトと提携し、インテリジェントなパーソナル・アシスタントのコルタナ(Cortana)を使い、ネットに繋がるコネクティッド・カーを実現していくことだけでなく、DeNA(ディー・エヌ・エー)と自動運転車の開発を発表しました。 ホンダも、同じようにAIの感情エンジン・HANA (Honda Automated Network Assistant)で運転者の気持ちを人工知能で理解して、コーヒーなどを注文するコンセプトカー、NeuVを出しました。ホンダはソフトバンク関連会社のココロ(cocoro)SBと運転者の感情を理解する HANAの共同開発を行っています。トヨタは今年、水素から電気をつくるハイドロジェンカー ではなく、車を運転する人の志向や気持ちを組むように人工知能を使った愛iという試作車をブースで展示しました。

 大手企業だけでなく、スタートアップもAI関連の製品を多出していました。イギリスのスタートアップのEmotechが出した小さなタイヤのように見えるオリー(Olly)はAI、カメラ、マイクが内蔵されているスマート・スピーカーで、ユーザーの命令だけでなく、感情も分かってくれて、インターネットに接続した自宅内のスマート家電などを制御するそうです。また、VINCIというキックスタータで資金調達を行なっている会社がアンドロイドOSで動くAIのヘッドフォンを発表していました。耳のパッドの内部にモーションセンサーがあって、ヘッドフォンをつけるだけでユーザーの心拍数や動いている程度に応じて、音楽が自動再生される上に、音声認識でも応じてくれます。映像はこちらです。https://www.youtube.com/watch?v=Ien3HrkdUN8 

 ますます、これからの技術的変化を拾ってくれている感のするCESですが、来年のCES2018開催は1月9日から12日です。ラスベガスでお会いできると嬉しいです。今年の読者の方々のご活躍を応援するとともに、こちらのブログも宜しくお願い申し上げます!

投稿者: Ayako Jacobsson