2016.04.26更新

     ソーラーインパルス2

  最近、飛行機による(とくに上空での)大気汚染が問題になっていますが、そんな空気をクリアにするような試みをスイスのエンジニアのベルトラン・ピカールさんと操縦士のアンドレ・ボルシェベルクさんが2015年から行っています。約72メートルと長い翼に太陽光パネルがびっしり貼られている クリーンなSolar Impulse 2という太陽の光だけで動く飛行機です。中国の南京から修理のために名古屋に到着したことで、日本でもよく知られています。

 先週の土曜日、ハワイからグーグルのあるマウンテンビュー市のモフェット飛行場に到着しました。シリコンバレーではグーグル、サンパワー・ソーラーからの代表やテスラ車が温かく出迎えました。次はこの水曜にアリゾナ州フェニックスを目指して飛行予定です。飛行中はレトルトのポテト・グラタンやチューブに入ったスープなどを頂きながら飛ぶそうですが、順調に飛んで頑張ってほしいものです。

      ソーラーインパルス2の飛行士

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.04.12更新

               Brussels

  シリコンバレーでのリサーチ活動だけでなく、今回は欧州にまで足を延ばしました。しかし、その行き先がベルギーで…。ご存知のようにベルギー連続テロ事件が起こったため、ブリュッセル空港だけでなく、ベルギーの交通機関は機能麻痺に陥入っていました。また、航空便のキャンセルが多いし、ベルギー各地を訪れる観光客も減っているようです。ブリュッセルの 地下鉄は朝7時からしか動かず、 列車の空港への直接の乗り入れは現在、有りません。列車は空港近くの駅ザレムから、バスで空港に行くのですが、そのバスがなかなか来ません。数十分待ってようやく、バスに乗れたのですが、警察や軍隊のチェックで道路は大渋滞でした。飛行機に乗り遅れないかと、痺れを切らした人々がバスから降り、スーツケースを引きながら高速の側を歩き出す姿が多く見られました。 ようやくたどり着いたブリュッセル空港で乗客たちを待ち受けていたのは、マシンガンを持った迷彩色のユニフォームのベルギー軍の方々です。最初は大きな白いテントで手荷物の検査があり、ターミナルにようやく入れても、そこでも検査がありました。 報道によると、欧州で類似の事件が起こる可能性が高いそうです。こうした状態がしばらく続きそうで、テロ事件で空の旅が 苦痛になってしまい、本当に残念なことです。ようやく到着したサンフランシスコ国際空港の天気は快晴でした。

投稿者: Ayako Jacobsson