2016.06.16更新

            Twitter at Market Street

 昨晩、サンフランシスコのツィッター本社でデータ・サイエンスに関するイベントがありました。ダウンタウンの目抜き通りのマーケット・ストリートにあるビルの1階フロアには、開始前から長い列が出来ていました。150人定員なのに、約700名がgoingだったからです。1時間前に来たので(備えあれば憂いなし)、幸いなことに中に入れましたよ。警備員の案内で上層階に行くと市庁舎やオペラハウスが見えるではありませんか。広々としたカフェテリアやテラス、ゲームセンターもあって、中々ナイスであります。

 今日のサンフランシスコ・データ・サイエンス (SF Data Science) のミートアップ、プレゼンターは、あの“ジェフ・ マー(Jeff・Ma)”さんです。マーさんは2008年公開のアメリカ映画「ラスベガスをぶっつぶせ(原題:21)」のインスピレーションとなったMIT ブラックジャック・チームのメンバーでした。彼は今まで4社の起業で、ヤフーやバージンなどへの売却に成功してます。マーさんが2012年に設立したデータとアナリティックスを使って人材採用や人材評価するtenXerは2015年4月、ツィッターに買収されました。そのため現在彼は、ツィッターのビジネス・インサイト・シニア・ディレクターとして活躍されています。

 自己紹介から自動微分まで紹介するマーさんのノリの良いプレゼンに、東京からご参加の凄腕ディベロッパーの方は「私が学生だった頃、学習アルゴリズムは研究室固有の資産だったのですが、いまは誰でもアクセスし、超簡単に実装できるツールという時代になっちゃったんですね」とのご感想。微分などの数値計算が今や、プログラミング言語のライブラリとして提供されている、シリコンバレーのデータ・サイエンスの進み具合の速さに感心されてました。ビッグデータがまさに日々の生活を変えつつあるんですね。気をつけないとヤバイことになりそうでございます。開発の方々、お手柔らかにお願い申し上げます。

投稿者: Ayako Jacobsson