2016.07.23更新

               Poke Dates

  昨日から日本でもPokémon Goが始まり、マックバーガーなどを食べながらプレーできるとお聞きしました。おめでとうございます。約2週間前に先行して始まったアメリカでのPokémon Goですが、その人気に乗じて色んな派生サービスが出たり、イベントが起きてますよ。

 サンフランシスコでは7月20日に8千600人がサインアップしたポケモンのミートアップ(コミュニティで集まる会合)がありました。 2万4千人が参加に興味を示すほどの反響の大きさで、人々は夜6時半過ぎからスマホを持って行進しました。こうした人々を狙って、サンフランシスコ市内のレストランやバーはポケモン・トレーナーはビールが4ドルとか、「Pokemon」というコードで2ドル安くなるとか、ポケモンのチームの色にあわせたドリンクなどいろいろなプロモーションを行いました。

 また、1日に1億6千万円がアプリ内課金で集まってくるといわれるPokémon Goですから、 「仕事が終わった後、1日8時間以上歩いて集めた」と言ってポケモンを集めた自分のアカウントを、 ポケモンが集まっていない始めたばかりのプレイヤーに売る人も現れています。ポケモンキャッチに賃金を要求する人とかも、サンフランシスコ市では出てきております。

 同じ20日、シカゴのスタートアップでデートサイトのProject Fixはポケデートを始めました。なんと!その日のうちに9千人以上が登録したそうです。最初は見知らぬ者同士ですから、ポケモンをネタに会話するんでしょうか(https://www.projectfixup.com/pokedates/)。バージニア州ではポケモンを追いかけるタクシー会社、ポケモンゴーキャブ(Pokemon Go cab)が18日からサービスを開始し、最初の1時間は25ドル(それ以降は15ドル)で動いてくれるそうです。カリフォルニア州サンノゼでもピカ・スピード(Pika Speed)というポケモンゲットをサポートしてくれる車のサービスが実施中です。6時間300ドルと高いのですが、ドライバーはレベル23というポケモン・マスターに程近い方なので、色々なアドバイスを頂けるそうです。ケンタッキー州ではダービー美術館(The Kentucky Derby Museum)で、レース・トラック上でのポケモンゴー・ツアーを15ドルで売り出し中です。同様のツアーがテネシー州のナッシュビル(こちらは1時間半で45ドル)でもあります。サンディエゴのツアーは街中であり、7月24日まで開催されております。同ツアーは午後2時から6時までで、24ドルです(https://www.eventbrite.com/e/san-diego-pokemon-go-tour-tickets-26575692612)。

 食べ物関係でも、レストランやパブなどにポケモン同士を戦わせるジムや、アイテムがゲットできるポケストップが近いと、売上げが急に伸びているようです。ニューヨークのレストランの中には、ポケモンを呼び寄せるルアーモジュールというツールに10ドル支払って、ポケモンを誘き寄せて売上げを75%アップしたそうです。同じニューヨークのドーナッツ屋さんで、中にクリームが入ったモンスターボールそっくりのドーナッツを販売し、お客さんが2割増えたそうです。スーパーや不動産会社でも物件がポケストップと紙を張り出しているところまであります。

 これから日本でも、アメリカで起きているようなPokémon Go現象が起こるのでしょうか。

投稿者: Ayako Jacobsson