2016.08.17更新

            IDF SF 2016

今年で20回目の IDF 2016が、今日火曜からサンフランシスコのモスコーニセンターで始まりました!コンピュータ向けチップの売上高が同社の半分を占めるインテルですが、今年はどんな新たな技術がこのデベロッパーズ・フォーラムで出てくるのでしょうか?18日の木曜まで開催されております。

モバイル向けチップで株価を伸ばしているクアルコムと比べ、インテルの業績は人員削減もあったし、このところフラットであります。 朝9時からブライアン・クルザニッチCEOの基調講演がありました(http://www.intel.com/content/www/us/en/intel-developer-forum-idf/san-francisco/2016/idf-2016-san-francisco-keynotes.html)。その中で同氏が強調していたのは、コードレスでコントローラ不必要のVRヘッドセットで、現実と仮想現実が混ざったマージド(融合)・リアリティのプロジェクト・アロイ(Project Alloy)でした。赤外線レーザー、HDカメラなどを連動させたこの技術は。モスコーニ西会場2階に行けば、実際にゲームを楽しめます。プロジェクト・アロイにはマイクロソフトも参加し、ウィンドウズ・ベースで開発するそうです。同プロジェクトのAPIとハードは来年、オープンなプラットフォームになるそうです。パソコンからスマホの販売も頭打ちになりそうな市場だから、CEOとしては新たに伸びそうなエリアに力を注がないといけません。

その他、クルザニッチCEO BMWとそしてテスラが死亡事故が原因で最近契約を切った、イスラエルのモバイルアイとも提携し、自動運転カーの開発に関しても言及しました。

1階のエキスポ展示は参加者に分かり易いように、VRとゲームのコーナーは2階、会場はデータセンターゾーン、 コネクティビティ、IoTコミュニティ、ソフトウェア・ディベロッパー・コミュニティ、メモリー・コミュニティなどに分かれて いました。エキスポから出てきたサンノゼからのSyed Nazarさんら3人組は「今年のIDFは昨年より際立って、新しい技術が出ていたし、 ゲームから産業用までチップの応用が素晴らしい。」と絶賛していました。明日は、会場から興味深い展示をご報告させてください。

投稿者: Ayako Jacobsson