2016.08.26更新

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昨晩のルミアタ最高経営責任者Ash Damle氏の講演と、リサーチから、同社がどんなビジネスをなさっているのかを簡単にまとめてみました。

2013年に設立されたサンマテオ本社のルミアタ(Lumiata)は、医療用人工知能を活用し、データ科学、医療科学などを組み合わせ、 医師や公衆衛生機関に医療上のリスクとケアマネジメントを強化する予測分析を出しています。http://www.lumiata.com

現状ではリアルタイムでクレームの分析や臨床データの共有はできないので、効果的なリスク管理や、質の良い結果を一般的に出せないそうです。しかし、ルミアタには6千万以上の患者の医療記録、33000 万以上のデータポイントや、3テラバイトの メディカル・ナレッジ、 36,000時間に及ぶ医師のレビューなどがあるのが強みです。EHRデータ、クレーム、研究所での結果、センサーなどのデータを、Lumiata Risk Matrix(ルミナタ・リスク・マトリックス)として、時間に基づいた医療グラフモデルを出しています。つまり、時間によって病気のリスクがどうなるのかが分かるというわけです。

同社の技術を使っているのはブルークロス、ユニバーサル・アメリカン、インデペンデンス・ブルークロス、テレメディスンやインテリヴィジットなどのデジタルヘルス会社です。

以上のような成果が評価され、今年5月にはインテルキャピタルから1000万ドルを調達しました。ルミアタに既に投資している他のVCにはブルークロス・ブルーシールド・ベンチャーパートナーズ、サンドボックス・インダストリーズ、コスラ・ベンチャーズなどがあり、有望視されているようです。

 

投稿者: Ayako Jacobsson