2016.09.21更新

          アメリカ健康診断

秋も深まって参りました。食べ過ぎ飲み過ぎ、そしてストレスの多い? 海外生活でアメリカで生活習慣病にかかられる駐在員の方々、ご家庭の方々も多いことでしょう。慣れない環境の上に、日常の忙しさに追われ、異国での健康管理はおざなりになりがちです。あの民主党大統領候補のヒラリー・クリントンさんですら、ニューヨークでの同時多発テロ式式典に、お倒れになってしまったぐらいですから。生活習慣病を予防するためにも、年に1度の定期的な健康診断を米国(ここでの場合、カリフォルニアですが)を受けるにはどうすれば良いのでしょうか。駐在社員の方々は日本企業が日本の労働安全衛生規則に従うように、アメリカでの健康診断の整備や検査や検診の費用負担をなさる場合が多いと聞きましたが、アメリカに住間れている一般的な日本の方の場合ですが。

日本の健康診断では問診、身長体重、視力聴力などの測定、尿や血液検査、肝機能検査、血中脂質検査、胸部エックス線検査、心電図検査などがありますね。さて、カリフォルニアではどうでしょうか。 私は女性なので、アメリカの医療機関から頻繁にチェックに来いといわれるのが、マンモグラムこと乳癌を検出するX線による乳房撮影です。なぜマンモグラムのことが良く出てくるのかというと、アメリカ女性の死因No.1が乳がんだからです。そして、2位は卵巣がんです。ちなみにアメリカ男性の死因No.1は前立腺がんです。こうした背景から、アメリカの医療保険では女性なら乳がん、男性なら前立腺がんの検診はカバーしやすくなっております。しかし、日本人のような私の場合ですと、胃がんや大腸がんの方が心配でございます。

自己責任でアバウト?なアメリカでは、日本のように会社が一律に社員の健康診断を行うほど整っておりません。かかりつけのホームドクターに、心電図検査などのない、限られた健康診断が年1度保険でカバーされる程度です。それも主に問診やカウンセリングに重きを置かれることが多いです。 ホームドクターから普通、検診設備の整った近くの医療機関にマンモグラフィや大腸がん検診に行くことになります。

自己責任なので、アメリカに住む日本人の場合ですと、自ら定期的に「健康診断を受けたい」とアプローチしていかなければ、何事も始まりません。個人主義なので、 自らが主治医だと思って健康管理をせねばなりません。保険会社のサポートはそれほど親切でないので、健康診断料が個人負担に転嫁され、人間ドックなんてとても高くて受けられませんというのが実情です。

昔の個人的な話になりますが、読売新聞社にお世話になっていた頃に(当時の5千円を支払えば)ニューオータニなどの一流ホテルに宿泊し、ホテル内にある診療施設で健康診断を受けられていた幸せな?頃を思い出します。 こうした日米の差に基づいて、アメリカにある日系の病院や診療所では日本のような健康診断を打ち出しているところもあります。でも、お高めみたいですが。明日は具体的に健康診断の内容や、個人負担ではどの程度かかるのかなどの情報を集めたいと思います。

投稿者: Ayako Jacobsson