2016.10.05更新

               ST Developers Conference

今日10月4日、サンタクララ・コンペンションセンターで、STマイクロエレクトロニックス主催のST Developers Conference (開発者会議)が開催されました。セミナーやワークショップが35以上あり、展示も行われました。講演はIoT、スマート産業、セキュリティ、スマートなモノ、スマートホームなど5つの大筋に分かれ、クアルコム、マイクロソフトのアズール、IEEE、サムソンなど業界や学会関係者が講演しました。盛況でしたが、各講演が終わるたびに講演者のところに行って質問出来たり、開発者会議としてほど良い規模でした。

マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システムズ(MEMS) の微細加工技術で集積化した低価格のセンサーのアルゴリズムで、モバイルやスマートウォッチ、ウェアラブルなどにより、ユーザーのアクティビティのトラックに関する講演や人体へのワイアレス3Dモーショントラッキング、心臓の脈拍数をモニターするウェアラブルデバイスなど、興味深い講演が朝9時から午後6時頃まで行われました。

展示も活況で、STマイクロエレクトロニックスだけでなく、ソフトバンク傘下のARM、電話大手のベライゾン、Sensory、Avnet、iDevices、IEEEなどが展示していました。写真右下はWiTricity(ワイトリシティ)のエグゼクティブ・ディレクター、岡田朋之氏です。大学のMIT(マサチューセッツ・インスチィチュート・テクノロジー)からスピンアウトしたベンチャー企業のWiTricityは、非接触電力伝送技術で特許を持ち、トヨタ、石川島播磨(IHI)、TDK、Delphi、インテルなどと協業しています。岡田氏は「これからロボティックス企業との事業提携も進めていく」と語りました。

 

 

投稿者: Ayako Jacobsson