2016.08.13更新

               Pool

夏のプール遊び、楽しいですよね。しかし今、ミシガン州やペンシルバニア州に隣接するオハイオ州のプールで水様下痢症になるクリプトスポリジム症が流行っていますので、お気をつけください。

コロンバスの公衆衛生局職員によりますと「クリプトスポリジムは、塩素消毒してもプールで生き残る寄生虫で、最近107人が下痢や嘔吐、発熱などを訴え、その数は急激に増えている」そうです。 1993年ウィスコンシン州ミルウォーキーでは40万人以上の住民が集団感染したと言います。2011年から2012年の1年間、アメリカでは1万7千人以上のクリプトスポリジム症が報告されたそうです。日本では1996年埼玉県入間郡越生町で8千800人の町民が罹患しました。

クリプトスポリジムはとても強い感染力があるそうです。 対策としてはプールの水を飲まない、紫外線やオゾン処理でクリプトスポリジムを不活性化することが勧められています。

また、クリプトスポリジムを広めない方法としては、水泳の前にシャワーを浴びたり、お子さんをトイレに頻繁に連れて行ったりする。下痢の方は、下痢が止まった後2週間はプールから遠ざかることなどを公衆衛生局が勧めています。 以下は国立感染症研究所(IDSC)の感染症情報センターのサイトです。 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k05/k05_02/k05_02.html

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.09更新

               DELTA CEO

先月起きたサウスウエスト航空の2千以上のフライトのキャンセルに続き、ジョージア州本社のデルタ航空のフライトが昨日から650便以上が欠航しています。同社によれば、デルタの約6千便のうち、わずか800便が飛んでいるそうです。サウスウエスト航空の場合はネットワークのルータの欠陥が原因でしたが、デルタ航空の場合もアトランタで起きた14時間の停電が原因で、全世界のデルタのコンピュータ・システムがダウンしました。デルタ航空の社員が手書きで搭乗券を書き、対処する空港もありました。

停電が起こった昨日の日曜は、デルタ航空から乗客に状況に関する連絡が何もなかった場合が大部分だったので、チェックインした乗客が空港で一夜を明かし、大変な状況でした。本日から一部運航を再開していますが、未だに欠航や遅延が世界のデルタ便で起こっております。また、空港によってそれぞれ状況が違っております。

ベイエリアには 、北からサンフランシスコ国際空港、東のオークランド国際空港、南のミネタ・サンノゼ国際空港という主な空港が3つあります。サンフランシスコ国際空港では、昨晩飛ぶはずだったアトランタ、ミネアポリス、ニューヨーク行きの3便が今日飛び、今朝飛ぶ予定のシアトル便が遅れ、乗客の長い列ができていました。オークランド空港ではソルトレークシティとロサンジェルス便が遅れました。ノーマン・ミネタ・サンノゼ空港のデルタ便が午後のソルト・レイクシティ便がキャンセルされただけで、一番スムーズに運航しているようです。ただ、他の空港からの乗り入れ、例えばロサンジェルス、ミネアポリスからの便の到着が遅れております。

フライトがキャンセルになったり、3時間以上遅れた便に乗った乗客には、デルタの$200のトラベル・バウチャーが出るそうです(http://news.delta.com/delta-offers-compensation-customers-affected-systemwide-outage)。デルタ航空の CEOエド・バスチャン氏はデルタのサイトで謝罪されていますが、コンピュータ原因で世界中の乗客に大混乱が起こるとは(http://news.delta.com/ceo-apologizes-customers-flight-schedule-recovery-continues)。ユナイテッド航空とコンチネンタル航空が合併した時、両方のエアラインのシステムがクラッシュし、大幅な遅れが続いたこともありました。プランAがダメならプランBへというように、アトランタのコンピュータ・システムがダメなら、シアトルに副次的なシステムを構築し、対処するというようなリカバリー・システムで応じてほしいものです。 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.02更新

               Sleepbus

 サンフランシスコとロサンゼルス間の距離は608キロ、つまり東京からだと神戸ぐらいの距離であります。某新聞社のシリコンバレー特派員の方が以前「本社からロサンゼルスで事件が起こったから、直ぐに車で行ってくれ」と言われたと聞いたことがあります。

 車だと I-5ことインタステート5をひたすら運転して、片道約7時間かかります(計算上は6時間ですが、ロサンゼルスは混むし、トイレ休憩とかが必要です)。サウスウエスト航空などの飛行機を利用すると片道1時間ちょっとですが、早く予約しないと片道だけで200ドル以上かかります。

 ところが今年の4月からサンフランシスコとロサンゼルス間に深夜バスSleepBusが走り始めました。未だベーター版(テスト運行)ですが、片道$48と安いです。午後11時にサンフランシスコの郊外列車カルトレインの駅を出て、朝の6時頃に着きます。WiFiが使え、コーヒーやティーがあり、カーテン付きのプライベートなベットで寝れる上、 到着しても朝9時までバスの中で寝ていても良いという心配り(http://www.sleepbus.co)。

 凄い人気で、今は9月まで予約できない状況です。 利用した人の感想は「SoMa(サウスオブマーケット)から乗って、起きたらサンタモニカでブレックファースト。ベッドも綺麗だし、最高」だそうです。私も一度試しに乗ってみたいです!

投稿者: Ayako Jacobsson