2016.09.23更新

               KEI

世界から6万人を集めたオラクルのオープンワールドが本日閉幕になりました。数ある展示の中で、世界一計算速度が速いスーパーコンピュータ「京(けい)」に使われたプロセッサの次世代型SPARC64 XIIや、NECのディープラーニングのオープンソースのトーチ(Torch)、もう直ぐ革新的な製品を出すというキャノンなど、日本製のブースに衆目が集まっていていました。

ハイエンドのSPARC64 XIIを高速度を保つため、冷却システムをも展示されていました。大胆な展示に真似されて大丈夫ですかとお聞きしたところ、「リバースエンジニアリングを恐れることよりも、さらに開発を先に進めたいですね」とのお言葉でした。しかし、京に使われたSPARC64搭載のコンピュータって相当高いのかと思っていたのですが、一番低価格だと200万円代からあるそうですよ〜。新車以下の値段ではないですか。

NECのブースでは北米研究所が開発したトーチが、コーネル大学のお墨付きで、グーグルのテンソーフローより速いと表が出ていました(下段の真ん中の表)。なんか日本製すごいですね。日本企業のクラウドコンピューティングのセキュリティ重視の取り組みとか、一般的にはあまり知られてはいないけれど、このオープンワールドで色々と知ることができましたよ。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.20更新

               OpenWorld 2016

今年で20回目となる オラクル・オープンワールド(Oracle OpenWorld)ですが、今年は9月18日日曜から22日までの開催で、基調講演や展示はもちろんのこと、クラウド中心のセッションに、6万人の参加者が入るそうです。初日の18日夕方からの 基調講演で、ラリー・エリソン会長が昨年に続き、アマゾンのAWS打倒を強く訴えました。

午後6時過ぎに登場したラリー・エリソン会長はクラウドで「アマゾンのリードが終わる(Amazon's lead is over)」と語り、「クラウドサービスで技術的にも全て揃っているのは、オラクル」とオラクル・クラウドやデータセンター部門の強みを自信たっぷりに聴衆に訴えました。今日月曜のマーク・ハードCEOの基調講演でもクラウドビジネスが強調されました。クラウドへ全力投球していく方針となった背景には2016年6月から8月の決算で86億ドルの売上げで、四半期決算でクラウド関連が連続して増収し続けているからです。

クラウド事業者といえば、アマゾンだけでなく、グーグル、マイクロソフト、IBM、セールスフォースと色々ありますが、オラクルのクラウドの強みは一体何なんでしょうか。イベント参加者の声を拾ってみました。ヒューストン大学のアナリスト、Riod Triantoroさんは「今のところ、オンプレミス(組織内運用)でクラウドは使っていない。けれど、これから導入を検討しているが、クラウドはセキュリティが要なので、アマゾンとオラクルしか検討していない」と言います。スウェーデン本社の大手建設会社Skanska(スカンスカ)のDavid Spaker副社長によれば「4、5年前からポイントシステムで少しづつ使い始め、今では雇用や情報管理で使っている。オラクルのクラウドは土曜に契約して月曜にはもう使えた。人を増やさなくても良く、コスト削減に役立っている」とのこと。アメリカ企業に比べるとセキュリティの懸念から、日本企業のクラウド導入は遅れていますが、ジャストプレイヤーの瀧康史代表取締役は「クラウドはそれぞれの利点を活かして、AWS、グーグルなど複数使うと良いのでは」との意見をお持ちです。「オラクルのクラウドの場合はミドルウェアを活用したPaaS(Platform as a Service) が利点」とのことでした。

エリソン会長は明日の20日、午後2時過ぎから特にデータセンターについての基調講演を行うそうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.14更新

                DMV in SF

昨日のブログに引き続きですが、盗られてしまったカリフォルニア州の運転免許書がないと運転できないので、本日サンフランシスコのDMVことDepartment of Motor Vehiclesに行って、免許書の再発行の申請をお願いしてきました。

持っていた運転免許証が盗まれたりした場合は、何でしょうか?例外的にサイトからフォーム(申請書式)に直接の署名ができないので、サイトからダウンロードできず、DMVに足を運ばないとその書式をくれないんですよ。夏休みでしばらく留守にしていた仕事があるし、最初はあんなに忙しいDMVに行ける時間なんて、あるのかな〜と最初思っていました。 スペインを訪れるために取った国際免許が代わりになるんじゃないと思ったら、「アメリカでは使えませんよ!」というようなニュアンスで代替にならないことが、アメリカ自動車協会トリプルAが発行した国際免許書に明記されていましたよ。スペインでも国際免許証のことは聞かれなかたし、ホント使えない。まぁ、DMVに行くきゃないです。

DMVはいつも混んで待ち時間が長いので、皆さん普通はhttps://www.dmv.ca.gov/portal/dmv のサイトから、先に予約を入れてからDMVを訪れるんですね。でも、DMVの場所によっては来月とか。うーん。これで必要に駆られて運転して見つかったら、罰金だけじゃなく、悪い記録が残るじゃないですか。はい!君子必要なくば、危うきに近寄らずですから、長蛇の列で待たされても直接訪れるしかないですよ。

サンフランシスコのダウンタウンにあるオフィスから、マーケットストリートで21番のローカルバスに乗って、16もの停留所を過ぎて、DMVに到着のはずです。しかし途中に道路工事もあり、午後3時代に出てDMVに着いたのが閉まるまで1時間以内だとー。

カリフォルニア州のここSFのDMVだけでなく、他のDMVにも行ったことがあります。ですが、サンフランのDMVは人が多くても処理が凄く早いなと感じました。またSFのDMVのちょっと悪めの評判にもかかわらず、マリア様のようや事務手続きを行って下さいましたよ。 具体的のどういうことかというと心優しき事務官によって、迅速に処理が終わり、仮のペーパー免許証みたいなものを当日中に手に入れることができました。もう、リーガルに罰金無しでカリフォルニア州の交通法規 に則って、運転できます。ありがとうございました!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.01更新

               JINS SF SJ

                                (Left 2 photos from SF, Right 3 photos from San Jose)

昨晩、およそ1ヶ月後にオープン予定のJINSサンノゼのバリーフェア店、そして今日は米国初2015年4月に開店したサンフランシスコ店にも行ってまいりました。来月はロサンジェルス店、パサデナやシャーマン・オークスにもオープンするそうです。店舗オペレーション・マネジャーの須田真宗氏によれば「日本国内には300店、中国では既に約80店舗もあって、これから増える」そうです。

私は日本に行く度に、櫻井翔氏宣伝のJINSメガネを成田のイーオンや品川店で作っておりました。検眼から作成まで30分内外で出来るし、パソコンのブルーライトをカットするメガネや、暗い場所になるとサングラスに変わる製品など、ユニークな商品開発が気に入っていたからです(ええ、かつてトータルで最低5個は持っていましたが、壊れや紛失で今3個です)。

そんな訳で、JINSは知ってるつもりだったんですが、いやーサンノゼ店に行ってビックリしました!検眼で目薬をささなくても、目の裏側というか眼底までチェックできる最新装置や、レンズ自動加工機とか、最新設備のオンパレードでした。店内併設の20/20 Nowによるサービスで、眼科医がその場にいなくてもオンラインで検眼できるシステムが用意されています。「サンフランシスコのユニオンスクエア店にも行ってみてください。1時間に63本レンズを自動加工できる装置があるんで、ぜひ!」と、須田氏のお推めもあり、訪れてみました。

アメリカの眼鏡市場は日本の約6倍の20億ドルだそうです。ただ、カリフォルニア州都のサクラメントの行政府から許可を得たり、店舗をJINS風にするには日本や中国よりも、カリフォルニアでは許認可に相当時間と資金が必要な上、労賃も高くて大変だとのことでした。JINSの強みは種類が豊富で、手頃な価格で、会計後に30分で出来ることだそうです。

ただし、日本の旅行者や企業派遣の方々は「JINSの検眼は日本では無料なのに、なぜ検眼に$50前後かかるの」と、驚く人もいらっしゃるそうです。ですが「こちらでは専門医が検眼した書類がないとメガネは作れないと法律があるので、20/20 Nowの眼科医が行う検眼なのでご理解いただきたいです」と、店舗内で働くスタッフの方。日本とは違う規則や難しさもあるでしょうが、 アメリカ市場では「派手にやっていくのではなく、地道に着実に伸びて」いく方針とのことでした。

投稿者: Ayako Jacobsson