2016.09.16更新

            go pro drone               ベイエリアのあちらこちらのイベントで、ドローンの展示が出没していたので、写真を撮ったり、ドローン向けソフト開発のお話しなどを聞いておりました。ドローン製造開発会社の多くが、ドローンのカメラ本体にGoPro (ゴープロ)やソニーのカメラを搭載させて、使っていました。それがなんと!GoPro自身がドローンを来週の月曜19日(米国西海岸時間)にリリースするんです!!!

確かにさもありなんです。だって、サーフィン、カーレース、サイクリング、山登りなどで一生懸命競技している時に、うまく写っているか、カメラの状態をあまり気にしたくないですよね。ドローンで勝手に取ってくれたら、心配事も減り、心ゆく迄楽しめるではないですか。さすが、アクション・カメラメーカーと呼ばれるだけのことはありますね。

ベイエリアのアナリストによれば、ユーザー自身がドローンに一定の高さと距離を設定し、ドローンが浮上して撮影モードで追っかけて自撮りするようです。気になるお値段ですが、既に出ている スマホ上のアプリで制御されるYuneecブリーズのドローンやDJIのOsmo Plusのカメラは499ドルですが、それよりGoProカルマは 900ドル程度と高いのではと彼は言っています。でも「ドローンとHero 5とを一緒にまとめて買うとディスカウントがあるのでは」と、期待をもたせて下さいましたよ。

「GoProカルマの開発が始まったきっかけは、ドローン大手、中国のDJIがGoProのアクション・カメラを搭載するのを止めて、DJIが自社開発したカメラを載っけるようになったことが一つの理由」と、関係者が匿名で教えてくれました。何はともあれ、どんなドローンがいくらぐらいで出てくるのか、来週の月曜日が楽しみですね。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.15更新

               API World

9月10日からサンフランシスコでのハッカソン開催で幕を開けた、API:WORLDは、月曜の12日からはサンノゼのコンペンションセンターに場所を移し、API (アプリケーション・プログラミング・インターフェース)に関する講演や展示、表彰式などが行われました。

API企業では、ソフトの拡張性、柔軟性、開放性と展開の速さから、サンフランシスコ本社のDocuSign(ドキュサイン)がAPIのベスト・エンタープライズAPIを受賞しました。例えば、ベイエリアで家などの不動産を購入したり、弁護士とのやりとりなどでDocuSignのクラウド型電子署名サービスが使われます。クラウドで署名が必要な文書を送って、アクセスしログインしてから署名します。同社によれば「簡単に使えることが受けて」世界の188か国で 約23万の企業が、43言語でDocuSignを使っているそうです(https://www.docusign.com)。アメリカではシスコやコムキャスト、不動産会社などがDocuSignを使っています。日本にも昨年の5月に設立された日本法人のドキュサイン・ジャパンがあり、シャチハタと昨年から業務提携しています。ユーザーの企業には月額制で課金しています。この他、インドの大手人力車自動サービスのジャグノー(Jugnoo)、ロサンジェルス本社のAkanaなどが表彰されました。  

サンノゼのコンベンションセンターでの展示のエキスポには、ヤルプやIBM,マイクロソフト、シトリックスなどを含む43社が展示し、2500人以上のデベロッパーが参加しました。ちなみにこのAPI:WORLDに参加している企業が開発でよく使う言語は、Javascript, C++, Java, Ruby, Android, iPhone, PHP, and Pythonだそうです。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.14更新

                DMV in SF

昨日のブログに引き続きですが、盗られてしまったカリフォルニア州の運転免許書がないと運転できないので、本日サンフランシスコのDMVことDepartment of Motor Vehiclesに行って、免許書の再発行の申請をお願いしてきました。

持っていた運転免許証が盗まれたりした場合は、何でしょうか?例外的にサイトからフォーム(申請書式)に直接の署名ができないので、サイトからダウンロードできず、DMVに足を運ばないとその書式をくれないんですよ。夏休みでしばらく留守にしていた仕事があるし、最初はあんなに忙しいDMVに行ける時間なんて、あるのかな〜と最初思っていました。 スペインを訪れるために取った国際免許が代わりになるんじゃないと思ったら、「アメリカでは使えませんよ!」というようなニュアンスで代替にならないことが、アメリカ自動車協会トリプルAが発行した国際免許書に明記されていましたよ。スペインでも国際免許証のことは聞かれなかたし、ホント使えない。まぁ、DMVに行くきゃないです。

DMVはいつも混んで待ち時間が長いので、皆さん普通はhttps://www.dmv.ca.gov/portal/dmv のサイトから、先に予約を入れてからDMVを訪れるんですね。でも、DMVの場所によっては来月とか。うーん。これで必要に駆られて運転して見つかったら、罰金だけじゃなく、悪い記録が残るじゃないですか。はい!君子必要なくば、危うきに近寄らずですから、長蛇の列で待たされても直接訪れるしかないですよ。

サンフランシスコのダウンタウンにあるオフィスから、マーケットストリートで21番のローカルバスに乗って、16もの停留所を過ぎて、DMVに到着のはずです。しかし途中に道路工事もあり、午後3時代に出てDMVに着いたのが閉まるまで1時間以内だとー。

カリフォルニア州のここSFのDMVだけでなく、他のDMVにも行ったことがあります。ですが、サンフランのDMVは人が多くても処理が凄く早いなと感じました。またSFのDMVのちょっと悪めの評判にもかかわらず、マリア様のようや事務手続きを行って下さいましたよ。 具体的のどういうことかというと心優しき事務官によって、迅速に処理が終わり、仮のペーパー免許証みたいなものを当日中に手に入れることができました。もう、リーガルに罰金無しでカリフォルニア州の交通法規 に則って、運転できます。ありがとうございました!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.13更新

            Mallorca

地中海のスペインのマヨルカ島で、遅めの夏休みを過ごしました。 山あり、谷あり、コバルト色の透き通った海側に歴史的な建造物があり、人口約87万人のこの島には、ドイツ、ロシア、アフリカ、南アメリカ、スペイン本土から夏には約1400万人の観光客が訪れるといいます。ですが、 日本人を含むアジアの観光客があまりいない場所でした。

島ではパルマ・デ・マヨルカこと、首都パルマが一番大きな自治体で、カテドラルやベルベル城、ミロ美術館などがあります。パルマから車で北に30分の場所には 、音楽家のショパンと、文筆家ジョルジュ・サンドが過ごしたバルデモッサという人口2千人の山間の町があります。また、革製品で知られる商業的な街インカへもドライブして行ったのですが、途中にあるワイナリーでテイスティングも出来ます。夏になると欧州中から観光客が押し寄せ、マヨルカ島では観光業が大きな産業になっています。

あっという間に飛び立つ最終日になり、パルマ空港側の海辺のホテルに宿を取りました。 お土産を買うため、街に出て色々物色していたら、ビーチのプロムナードに多くの人混みが出来ていました。絵の具で描いた絵を両面ガラス貼り付け、なんと1ユーロで売っているために人混みが山のようにできていたのです。なぜ、こんなに安いのだろうか?材料費も出ないのにと、 写真を撮ろうとするとそのアーティストが「写真を撮るな」と叫ぶではありませんか。何か変だと思いつつ、 多くの人たちと絵を覗き込んでいると、後ろのバックパックが触れてている感じなので、振り返りましたが何もないようなので、また絵を見ていると、また 触られているようで、振り向いたらバックパックのファスナーが開いていました。娘が誕生日に買ってくれたケート・スペードの財布がありません。

振り向いた途端に、立っていた男性に「財布を返して!返しなさいよ」と、英語で言ったら、「俺は何も持っていないよ」としらばっくれました。ストリート・アーティストも叫び始め、「お金を返せ。警察を呼ぼうか」とその男にいいます。私の財布の中には現金だけでなく、クレジットカード、銀行や保険カード、カリフォルニアの運転免許証、そしてグリーンカードも入っていたので、下手をするとしばらくアメリカに戻れなくなります。私も必死に取り戻そうとしたのですが、しかし、財布は仲間の手に渡ってしまったようで、何処にもありません。その怪しい男性は「じゃ一緒に警察に行こう。あそこにあるから」と、私と一緒に歩き始めました。しかし、途中で駆け出していってしまい、必死に追いかけたのですが、角を何度も曲がって行き、途中で何処に行ったか分からなくなりました。後から考えると、刺されたりしなかっただけでも良かったのかもしれません。

警察に連絡しなければと、先にお土産を買った店舗に行って事情を話し、警察に電話してもらいました。ですが地元の警察は「多忙を極めるのでホテルに戻って、インフォメーションに状況を話して欲しい」とのことでした。ビーチ沿いを歩いてホテルに戻る途中、自分の手に アート作品が1点あったので、それを戻しに行きました。アーティストは「ここで、多くの観光客が財布を盗まれていく。一人が盗んで、他の仲間に渡すのを多く見かけるんだ」と大衆に大声で訴えていました。「お金を全部取られたので、1ユーロ払えなくなったので、返します」と、彼に渡しました。

ホテルに戻って事情を話すと、レセプションの英語のわかる男性がオンラインでレポートを書いてくれました。プリントアウトし「これをもって、歩いて最寄りの警察に行くように」と言われたのですが、その前にクレジットカードや銀行のカードを全部止めないといけません。 ホテルの部屋から電話した銀行の中には、カードがなくなった場合、コレクトコールで受け付けてくれる銀行があることを知りました。国際電話で何箇所も電話していたので、警察に着いた頃は夜中を過ぎていました 。最初はスペイン語が自由でない外国人の身なので、最初に出てきた 警察官に追い返されそうになりました。ですが、ホテルでもらったレポートを出すと、しばらく待つように言われ、英語のできるオフィサーがポリス・レポートを書いてくれました。アーティストと、盗んだ男性、財布を持ち去った男性、少なくとも三人のグループによる窃盗のようだとのことでした。人混みの中ではバックパックはサンフランシスコ風に後ろに背負うのではなく、前側にするべきでした。また、なぜ、色々持ち歩いていたかというと、ホテルのセーフティボックスが壊れていて、閉まらなかったからです。こうした場合はフロントに戻って、別の部屋に変えてもらうべきでした。しかし、後悔先に立たずです。

月曜から仕事なのに。グリーンカードも無しで 、アメリカに戻れるのでしょうか。幸いなことにパスポートは取られませんでしたが。上司に状況を説明すると、「会社のことは心配しなくても良いから無事に戻って下さい」と、優しい 言葉をかけて頂き、組織に属しててよかったと本当に感じました。

ですが、空港に行くタクシー代もバス代すらない一文無しになった上に、グリーンカードがない。寝ようとしても眠れませんでした。朝5時ごろシャワーを浴び、フロントに降りるとナイトマネジャーがタクシー会社に電話してくれ、クレジットカード番号があるので、それで乗れないかと交渉してくれたのですが、ダメでした。彼は「心配しなくていいよ」と、自分の財布から15ユーロを出して、タクシー代を払ってくれたのです。

空港に着くと、ポリス・レポートで同情してくれた空港の人々が、優先的に先に入れて くれたり、カードが無いのにラウンジに入れてくれたり、心温まる扱いを受けました。パルマ空港のラウンジの女性は「夏だけ観光客があちこちから大量に押し寄せてきて、その観光客を狙って泥棒たちも来る。数があまりに多いので、対処できなくて私たちの島では大きな問題になっている。バスの中でもスリを日常茶飯で目撃するわ。私は夏の間は絶対、空港側のビーチには立ち寄らない」などと、色々話してくれました。つまり、典型的な泥棒の被害者になったという訳です。スペインは今まで何度も来ていたのですが、こうした窃盗の被害にあったことがなく、自分を過信していたようです 。 パスポートとビザチェックのオフィサーに「グリーンカードを盗まれ、お金が全部無くなった」と言うと、通してくれました。ただ、飛び立つ直前 、スマホにあるグリーンカードのコピー写真だけでは乗せられないと止められました。「大使館に行って、渡航を許可するペーバーが必要」と言われました。「クレジットカードもお金も全部取られたので、今からどうやっても大使館には行けない」と粘った のですが「ボーダー・パトロール(国境管理)の許可がないと、規則で飛ばせられない」と 、航空会社の職員はいいます。彼女は電話で、ずっと国境管理官と話して いました。ひょっとして、トム・ハンクスの映画「ターミナル」にあったように、私はこの空港に住み着くようになるのかなぁ。ラウンジでご飯を食べつないだりしてと、本当に心細くなりました。

しばらく搭乗口で待たなければなりませんでした。電話していた職員の女性が「国境管理官が乗っていいって!」と、遅れてしまいましたが搭乗を許可されました!「ビバ!アメリカ」なのか「ビバ!スペイン」なのかしら。ようやく機中の人になれ ました! 色々あって、本当に忘れられない夏休みになりましたよ。治安の良い国で育ったアジアの旅行者はターゲットにされることが多いそうです。 とにかく、泥棒は被害者を狙って、知的武装しているので、ホリディといってもくれぐれも油断されないでくださいね。アップルのウォレットとか、サムソンペイとかは今まで、ハッカーが怖くて、敬遠してきましたが、今回の件でそういったものを使うのも、少し良いのかなと思いましたけど、スマホ本体を盗まれたらとかで困りますし、どんなものでしょうか。ご参考までに、以下 は在バルセロナ日本領事館のスペイン旅行中の注意事項をお伝えするのURLです。http://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/japones/anzen.htm

追記:サンフランシスコ国際空港のイミグレーション・オフィサー数人が対応下さった後、別室のオフィサーが対応して下さいました。スペインから今回の報告が来ていたみたい。色々あって外に出た時、アメリカに無事戻れて、本当に良かったと思いました。お金は無いですが、クリッパーカードで移動できました。ですが、個人情報が盗まれたので、これから色々と対処しなければいけません。そうすることが次の被害者を出さないことに繫がるかもしれませんし…。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.05更新

                2016 summer

いつも読んで下さって、ありがとうございます。今日はアメリカの独立記念日ですね。

ところで私、遅めの夏休みを取りますので、ブログの再開はアメリカ時間の9月12日(月曜日)になります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.03更新

               MS & MIT

 Microsoft ResarchとMITのMedia LabがDuoSkinという新製品を出しております。身体のスキンに導電性の金箔でお洒落に刺青をすると、それがハイテクのタッチパッドのようになって、リモートで聞いている音楽の音量をスワイプして変えたりできます。金箔のインタフェースなので、デザインに飽きたら、剥がしてまた別の新しいタトゥーとして貼れます。百聞は一見に如かず。以下のYouTubeの映像をご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=2Owo-HaNKbw

お洒落で、凄いですよね。首につけたり、腕につけたり、足とか。テクノロジーとファッションの融合で、素敵なデザインが色々出来そうですね。テクノロジーが進むと、先端技術でもっと色々とコラボで面白そうなことができそうですし。でも、汗をかく夏とか、泳いだりしたらどうなるんでしょうか。今は未だ市場に出ていないので、現在のプロトタイプからどう進化していくのか興味が尽きません。そして、幾らぐらいで身につけることができるのでしょうか?今後、実際の商品開発は以下のサイトで情報が得られるかもしれませんので、ご参考までにどうぞ。

マイクロソフト・リサーチ  https://www.microsoft.com/en-us/research/project/duoskin/

 

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.02更新

 

               Falcon9 Explosion

               Photo:(C)2016 USLaunchReport.com

今日午前9時、スペースXの商業用打ち上げロケット、ファルコン9がフロリダのケープ・カナベラル空軍基地で爆発炎上しました。土曜日の本格的な打ち上げに向けてテストしていた最中のことで、604トンのファルコン9に液体酸素とケロシンを入れていた時、液体酸素タンクから火が出て、数回にわたって爆発しました。負傷された方はいらっしゃらないようです。

ファルコンにはFacebookの最高経営責任者、マーク・ザッカーバーグ氏が打ち上げを心待ちにしていたイスラエル企業スペースコムの通信衛星アモス6も載っていたので、一緒に燃えてしまいました。ザッカーバーグ氏はこの製造費200億円以上の衛星を借り、アフリカの離村にインターネットを普及しようとしていたのです。本当に残念!

イーロン・マスクさんも、がっかりされていることでしょう。テスラ車の事故やら、この爆発でこれからの事業展開大変そうです。スペースXは昨年、空軍から軍事GPS衛星の打ち上げを8300万ドルで受注し、2018年5月に打ち上げ予定です。同じ年に宇宙船のドラゴンも打ち上げ予定ですが、これから先どうなるのでしょうか。マスクさんとスタッフの方々は今、原因解明と発射台修理などに既に取り掛かっていらっしゃることでしょうが。爆発の映像は YouTubeの以下のサイトに出ています。https://www.youtube.com/watch?v=_BgJEXQkjNQ

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.09.01更新

               JINS SF SJ

                                (Left 2 photos from SF, Right 3 photos from San Jose)

昨晩、およそ1ヶ月後にオープン予定のJINSサンノゼのバリーフェア店、そして今日は米国初2015年4月に開店したサンフランシスコ店にも行ってまいりました。来月はロサンジェルス店、パサデナやシャーマン・オークスにもオープンするそうです。店舗オペレーション・マネジャーの須田真宗氏によれば「日本国内には300店、中国では既に約80店舗もあって、これから増える」そうです。

私は日本に行く度に、櫻井翔氏宣伝のJINSメガネを成田のイーオンや品川店で作っておりました。検眼から作成まで30分内外で出来るし、パソコンのブルーライトをカットするメガネや、暗い場所になるとサングラスに変わる製品など、ユニークな商品開発が気に入っていたからです(ええ、かつてトータルで最低5個は持っていましたが、壊れや紛失で今3個です)。

そんな訳で、JINSは知ってるつもりだったんですが、いやーサンノゼ店に行ってビックリしました!検眼で目薬をささなくても、目の裏側というか眼底までチェックできる最新装置や、レンズ自動加工機とか、最新設備のオンパレードでした。店内併設の20/20 Nowによるサービスで、眼科医がその場にいなくてもオンラインで検眼できるシステムが用意されています。「サンフランシスコのユニオンスクエア店にも行ってみてください。1時間に63本レンズを自動加工できる装置があるんで、ぜひ!」と、須田氏のお推めもあり、訪れてみました。

アメリカの眼鏡市場は日本の約6倍の20億ドルだそうです。ただ、カリフォルニア州都のサクラメントの行政府から許可を得たり、店舗をJINS風にするには日本や中国よりも、カリフォルニアでは許認可に相当時間と資金が必要な上、労賃も高くて大変だとのことでした。JINSの強みは種類が豊富で、手頃な価格で、会計後に30分で出来ることだそうです。

ただし、日本の旅行者や企業派遣の方々は「JINSの検眼は日本では無料なのに、なぜ検眼に$50前後かかるの」と、驚く人もいらっしゃるそうです。ですが「こちらでは専門医が検眼した書類がないとメガネは作れないと法律があるので、20/20 Nowの眼科医が行う検眼なのでご理解いただきたいです」と、店舗内で働くスタッフの方。日本とは違う規則や難しさもあるでしょうが、 アメリカ市場では「派手にやっていくのではなく、地道に着実に伸びて」いく方針とのことでした。

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.31更新

               Fire at I-880

今日はサンフランシスコからサンノゼでのイベント、そしてまたサンフランシスコ方面に夜戻ったのですが、州際高速自動車道のインターステート880(I-880)で、観光バスが燃えているのを目撃しました。

カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)によりますと、サンノゼのギッシュ道路側で午後9時40分ごろに起こったそうです。今のところ怪我人が出たのかは不明です。 消防士は炎を消滅している間、北に向かうI-880の3車線が閉鎖されました。午後10時に道路は全面 閉鎖され、ハイウェイ101を使うように指示がありました。

現在は車線一つがオープンされたそうです。 10時10分には北方向のI-880から北方向のハイウェイ101を接続する傾斜路のランプも閉鎖されたそうです。皆さま、お気をつけて!

投稿者: Ayako Jacobsson

2016.08.30更新

               deep learning

AI(人工知能)で頑張っているのは、アメリカばかりではありません。日本企業もAIで色々な取り組みを行っています。先週金曜、サンノゼ国際空港にほど近いNTTのオフィスで、Preferred NetworksのCTO(Chief Technology Officer)、久保田展行氏のIoTに深層学習(deep learning)を活用した講演がありました。

深層学習とは人工知能の分野の一つである機械学習で用いられる手法の一つです。Preferred Networksは今年1月のラスベガスでのCESで、トヨタのブースの中で 複数の車のロボットがぶつからないように自動走行で学習した例を参加者に見せました。人間があらゆる道路などの状況に対し、車の動きを設計するのは大変で、軌道変更もできなくなります。人が設計する制御プログラムは一切なく、自走する車に道に沿って早く動いた時はプラスの報酬を、壁や他の車に ぶつかるとマイナスの報酬を与える強化学習で、車自体が制御方法を学びました。

車はセンサーを使って、自分の現在の状況を認識し、近距離と遠距離のセンサーからの情報を統合して、アクセル、ブレーキ、左右ハンドル、後退など適切な判断を次第に強化学習していきます。そのアルゴリズムはQ-learning + ε-greedyというアルゴリズムだそうです。Preferred Networks の松元氏によれば、Q-learningでは、ある状態sである行動aを取った時、どのくらい報酬が得られそうかを表す関数Q(s,a)を学習するそうです。深層学習技術が最近、とても進んできたので、大掛かりなニューラルネットワークの学習ができる要因あったそうです。

強化学習で得られた走行技術は、人が考えている以上のケースがあったそうです。 交差点で、ロボット車は 交差点では車両間隔をあけるために後ろがあいているなら少し後ろに下がるそうです。なぜなら、ロボット車は周り全部同時に見れるからだそうです。 将来、強化学習や機械学習を利用することで、実装を部分的に自動化ができたり、AIがプログラムやプログラミングというタスクを置き換ってやる可能性があるかもしれない。プログラマーではなく、報酬設計職人という新しい職業が出てくるのではと、久保田氏は思い描いていらっしゃいました。

投稿者: Ayako Jacobsson

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